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Wリーグは4月12日、「第23回Wリーグ プレーオフ」ファイナル開催を前にリモートでの記者会見を実施。レギュラーシーズン5位の富士通 レッドウェーブからは町田瑠唯、オコエ桃仁花が登場した。
オコエはセミファイナルで同1位のENEOSサンフラワーズを相手に、第1戦で8得点7リバウンド、第2戦で9得点10リバウンドを記録。2試合を通じてフィールドゴールが20本中6本の成功にとどまり、チーム全体のフィールドゴール成功率も決して高くなく、「シュートの確率が良くなかったのですが、それはENEOS戦だけではなかったと思います」と振り返った上で、「それでも、決めるべき時に決めなければいけないシュートをしっかりと決められたことが勝利につながったと思います」と勝因を語った。
ファイナルで激突する同2位のトヨタ自動車 アンテロープスは山本麻衣や三好南穂、馬瓜エブリンなど多くの実力者を擁す。182センチの高さを活かして富士通のゴール下を支配するオコエは、リバウンドがカギになると明かし、マッチアップが予想される相手選手の名前を挙げて警戒した。
「トヨタ自動車は選手層が厚く、リバウンドが強いので、リバウンドが勝敗を分けるのではないかと思っています。マッチアップする馬瓜エブリン選手とシラ ソハナ ファトージャ選手の2人はパワーがあって、身長も高いのですが、そこでやられてしまったら富士通のディフェンスが成立しなくなります。センター同士の戦いを警戒すること。個人的には馬瓜ステファニー選手もチームの中心となってシーズン戦っている印象があるので、警戒しています」
最後に「優勝のために練習してきたので、それを出しきれるように頑張ること。あとは感謝の気持ちを持って、最後の1秒まで戦い抜きたいと思います。ファイナルは日本のバスケットを盛り上げられるような白熱した戦いをします。元気と勇気を与えられるようなプレー、ファンの方々に喜んでいただけるようなプレーをしたいです」と抱負を口にした。