2023.04.15

前半で大量リードをつかんだトヨタ自動車が逃げ切る…ENEOSとのファイナルで1勝を先取/WリーグPO

ゲームハイ14得点を挙げた馬瓜ステファニー[写真]=伊藤大允
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 4月15日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で第24回Wリーグプレーオフのファイナルが開催され、トヨタ自動車アンテロープス(2位)がENEOSサンフラワーズ(4位)との第1戦に臨んだ。

 第1クォーターは互いに穏やかな立ち上がりとなり、トヨタ自動車は馬瓜ステファニーや山本麻衣らが得点を決めていく。終盤にかけて好守備から連続得点に成功すると、馬瓜がスティールから速攻を披露するなど、流れを引き寄せるプレーを連発。19-11と8点のリードをつかみ、最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーター、トヨタ自動車は馬瓜が立て続けにバスケットカウントを獲得すると、宮下希保の長距離砲も決まりだして得点を量産。ディフェンスリバウンドも徹底して相手にセカンドチャンスをもたらさず、ラストオフェンスはENEOSのブロックに阻まれたものの、38-17と21点を先行してハーフタイムに突入した。

渡嘉敷来夢への守備を徹底したトヨタ自動車[写真]=伊藤大允

 迎えた第3クォーター、トヨタ自動車は要所で得点を挙げる一方、ENEOSのオフェンスを止めきれず徐々に点差を縮められる。ラストオフェンスでは馬瓜のターンオーバーを誘発されるも、スコアにはつながらずに49-35と14点リードで試合は最後のクォーターへ。

 最後のクォーターでもトヨタ自動車はENEOSの猛追に苦しむことに。残り2分を切った場面では6点差まで詰め寄られ、以降もターンオーバーやシュートミスが続く展開となったが、残り約30秒に川井麻衣が値千金の2点を挙げる。この1本が決勝点となり、最終スコア55-47でトヨタ自動車が逃げ切った。

 執念で1勝をつかんだトヨタ自動車は、馬瓜が14得点10リバウンド、山本が13得点8リバウンド、川井が11得点5リバウンドをマーク。一方、前半の停滞が響いたENEOSは渡嘉敷来夢が17得点11リバウンド、星杏璃が10得点5リバウンド、長岡萌映子が8得点6リバウンドを挙げている。

■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 47-55 トヨタ自動車アンテロープス
ENEOS|11|6|18|12|=47
トヨタ自動車|19|19|11|6|=55

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