4月20日、元日本代表の藤岡麻菜美が自身のTwitterを更新。2月に千葉歩、栗林未和（ともに現羽田ヴィッキーズ）、大沼美琴（FABバスケットボールスクールコーチ）、野口さくら、宮坂桃菜、北村悠貴とともに退団したシャンソン化粧品 シャンソンVマジックについて言及した。

　2月22日に李玉慈ヘッドコーチおよび選手7名の退団が発表。公式HPでは選手7名の退団ついて「方向性の違い」と説明されていた。また、4月11日には『一部報道』と題したリリースを掲載。「退団した選手の一部が、退団の原因が選手同士の対立に加え、チーム側からのパワーハラスメントにもあったという記事が掲載されました。しかし、事実とその背景において異なる点がございます」などと記されていた。

　藤岡は“退団者一同 代表 藤岡麻菜美”の署名でTwitterにて発信。報道について「日頃から応援してくださっているファンの皆様、関係者の皆様をはじめ、たくさんの方々にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」と謝罪したうえで、「退団した選手としては、今日現在まで、この件に関して発信せずに参りました。しかし、2月22日、4月11日のシャンソン化粧品の発表について、一部事実と異なる部分があり、また、記載されていない事実関係もあると認識しており、今回発信させて頂きました」と明かした。

　Wリーグによる調査が進んでいるようで、「録音なども提出させていただいておりますので、私たちと致しましても調査の結果を待ちたいと考えております。また、この件について、スポーツ法務に詳しい弁護士にお話をしておりますが、たくさんの方のご声援とサポートのお陰で、退団した選手は皆、少しずつ前を向いて進んでおります」と続け、「改めまして、日頃から応援して下さるファンの皆様、感謝しております。私たちも勇気と感動を届けていけるようこれからも精進して参ります。今後とも宜しくお願い致します」との言葉で締めた。

　Wリーグは同日、『シャンソン化粧品 シャンソンVマジックに関する 報道について』というリリースを発表し、次のように説明した。

「本件につきまして当リーグは、シーズン中における同一チームからの複数名の退団という事態を受け、当リーグのコンプアライアンス委員会のメンバー（弁護士）からなる調査チームを編成し、3月より1次調査として、退団選手7名からのヒアリング調査等を行ってまいりました」

「退団選手7名からのヒアリング調査等は既に終了しておりますが、1次調査を実施した調査チームより、他の関係者を対象とした２次調査を要するとの報告を受けております。これを受け、当リーグといたしましては、シャンソン化粧品シャンソンＶマジックその他関係者に協力を要請し、2次調査を進める予定です」

「なお、調査完了時期につきましては、今後のヒアリング実施状況等にもよるため、未定となっております」