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4月12日、武蔵野の森総合スポーツプラザで「京王 presents Wリーグプレーオフ 2023-2024 ファイナル」の前日記者会見が行われ、富士通レッドウェーブからBTテーブスヘッドコーチ、町田瑠唯、宮澤夕貴、デンソーアイリスからヴラディミール・ヴクサノヴィッチHC、髙田真希、赤穂ひまわりが登壇した。
レギュラーシーズン2位のデンソーはセミファイナルでENEOSサンフラワーズと激突。23度のリーグ優勝を誇る名門に対して77-58、82-66と連勝を飾り、ファイナル進出を決めた。
赤穂は富士通を「ディフェンスから流れを作って、乗り出したら止まらない爆発力のあるチーム」と評価。そして、セミファイナル3試合で40アシストを記録した司令塔の名前を挙げた。
「町田選手が起点になり、宮澤選手や林(咲希)選手が3ポイントを決めてきます。(警戒するのは)全員ですけど、起点になる町田選手をより警戒したいと思います」
髙田は自チームの注目選手を聞かれると、「個人の名前は挙げません」とキッパリ。チーム総力戦でファイナルに挑むことを明かした。
「全員がチームにとって必要な選手。全員に注目してほしいです。全員で戦わないと勝てない相手ですから。それでリーグ戦、セミファイナルもやってきたので、全員で戦っていきたいという思いです。しっかりとやれば自分たちのほうが上だと思っています。相手どうこうより、自分たちに自信を持てるような練習をしてきました。すべてで上回りたいと思います」
Wリーグは長きにわたってENEOSが女王の座に君臨したが、近年は実力が拮抗しつつある。桜花学園高校卒業後の2008-09シーズンからデンソー一筋でプレーする日本代表センターは話す。
「諦めない精神というか、自分たちで変えていく。変えなければ盛り上がらないんじゃないかと思いながら、それを信じてやってきました。そういった信念を持った人たちがWリーグに集まっているからこそ、こういうふうに変えられたのかなと」
2勝すれば、リーグ初優勝かつ皇后杯との2冠獲得。赤穂は「明日の初戦をしっかりと勝ちきって、そのままいい試合をしたいと思います」と意気込んだ。