2021.07.19
7月17日(土)、「三井不動産カップ2021 バスケットボール女子日本代表国際強化試合」の最終戦がサイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)にて行われ、女子日本代表はプエルトリコ代表と対戦した。
ここまで三井不動産カップ2021の4試合すべてで勝利を収めている日本は、今回の一戦では長岡萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)、髙田真希(デンソーアイリス)、三好南穂(トヨタ自動車)、町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)、赤穂ひまわり(デンソー)の5人がスターティングラインナップに名を連ねた。
赤穂の得点で先制した日本は、長岡の3ポイントシュートやオコエ桃仁花(富士通)のバスケットカウントで流れをつかみ、第1クォーター序盤にリードを獲得することに成功。その後はシュートミスが続き、得点が停滞したものの、堅実なディフェンスで相手の攻撃を封じ、主導権は渡さず18-14で最初の10分間を終了。
続く第2クォーターでは立ち上がりにシュートがリングに嫌われ、思い通りの攻撃が展開できなかったが、途中出場の本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)を起点に林咲希(ENEOSサンフラワーズ)の3ポイントシュートなどでスコアを伸ばすことに成功。さらに日本は馬瓜エブリン(トヨタ自動車)などが積極的にアタックし、獲得したフリースローを沈めてなんとか得点を重ね、リードを譲ることなく39-31でハーフタイムへ。
8点差をつけて迎えた第3クォーターでは、立ち上がりに長岡がバスケットカウントでリズムを作ると、プレスディフェンスを仕掛けて連続でスティールから得点し、一気に流れを引き寄せる。その後も脚を使って相手のミスを誘い、相手にペースを握らせない日本は、中盤には早くも20点差をつけることに成功すると、その点差を維持し、67-47で最終クォーターへ。
最後の10分間では、大差をつけながらも気を緩めず、フロントコートから激しいディフェンスで相手の攻撃の芽を摘む。日本は疲労の見えるプエルトリコに対してディフェンスからターンオーバーを誘い、優位に試合を運ぶと、攻撃面でも宮澤夕貴(富士通)や林が3ポイントシュートを立て続けに決め、相手を大きく引き離すことに成功。試合終盤には、この試合最大の35点差をつけてプエルトリコの追い上げを許さず、試合終了。94-59で日本が快勝を収めた。
この試合ではMVPを獲得した髙田を含め、4選手が2ケタ得点をマーク。髙田や赤穂といったスターティングメンバーのみならず、本橋や林などのベンチメンバーも2ケタ得点を記録し、圧巻の攻撃力で層の厚さをうかがわせる試合となった。
■試合結果
日本 94-59 プエルトリコ
日 本|18|21|28|27|=94
プエルトリコ|14|17|16|12|=59
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