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『B MY HERO!』
女子日本代表の恩塚HC[写真]＝fiba.com
FIBA女子アジアカップ2023で6連覇を目指した日本代表は、決勝戦で中国に敗れ準優勝。パリ2024オリンピック最終予選（OQT）への出場権は掴んだが、頂点まであと一歩とどかなかった。
チームを指揮した恩塚亨ヘッドコーチは、「チームでワンプレーワンプレー戦い抜こうと、それを良いエネルギーでみんなが探してやろうという戦いが、最後の最後までぶれずにできました。選手たちの勝利への気持ちや、日本代表チームとして戦うというプライドは素晴らしかったと思います」と、大会を通して奮闘し続けた選手たちを称賛。
キャプテンを務めた林咲希も「チームとしてはすごく良い雰囲気でしたし、今までもいろんな大会を経験してきましたが、今回は日々を重ねるごとに本当に良いチームになっていました。その良さを出せた結果、中国を相手にも競ることができたと思います」と、チーム状況の良さに手応えを感じていた。
しかし、無傷の4連勝で臨んだ中国との決勝戦では、リードを奪いながらも最後は71－73で競り負ける悔しい結果に。恩塚HCは「勝負どころで勝利に導けなかった責任は感じています」と語り、林は「バスケットの内容としては、まだまだ考えてしまう時間が多く、それが中国戦の後半は多かったです。もっともっとクリエイティブに自分たちの頭の回転を速くしたり、恩塚ヘッドコーチの指示に従うだけではなく、自分たちがコートの中でもっともっとできていれば、絶対に勝てた試合でした」と振り返った。
「このゲームの学びを次に生かせるように、しっかりと学んでつなげていきたいと思います」と恩塚HC。2024年2月に開催予定のOQTへ向けて、今大会の悔しい経験も糧にする。
