2023.07.16

U16女子アジア選手権の決勝で日本代表がオーストラリアに惜敗…12年ぶりの優勝に一歩届かず

決勝の舞台でオーストラリアと対戦した日本[写真]=fiba.com
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 7月16日、ヨルダンで開催されている「FIBA U16女子アジア選手権大会2023」の決勝戦が開催され、U16女子日本代表はU16オーストラリア代表と対戦した。

 2011年以来の優勝を目指す日本は、後藤音羽(浜松開誠館2年)、阿部心愛(桜花学園2年)、鈴木瑚香南(福岡大学附属若葉1年)、金澤杏(桜花学園1年)、濱田ななの(桜花学園1年)が先発を務めた。

 試合開始から先制点を許した日本だが、その後は得点の入れ合いとなり、互角の戦いを見せる。第1クォーター中盤に一時8点のビハインドを背負うが、激しいディフェンスからの速攻などで連続得点を挙げて猛追。19-18で最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーター、スタートからオーストラリアに逆転を許すも、金澤や阿部心愛の3ポイントで応戦すると、山田桜来(桜花学園1年)もスティールからレイアップを決める。リードチェンジを繰り返す接戦が続くが、終盤には鈴木の長距離砲や濱田のレイアップが決まり、39-37で試合を折り返した。

 迎えた第3クォーターでも一進一退の展開は続き、両チーム譲らぬ攻防に。後藤と鈴木の3ポイントが決まる場面もあったが、チーム全体で得点が伸び悩む日本。中盤以降はオーストラリアにわずかにリードを許し、52-54で最終クォーターへ突入した。

 勝負の第4クォーターでは開始から日本が猛攻を仕掛ける。阿部心愛のスティールから後藤が得点すると、山田の3ポイント、濱田のレイアップも決まり、連続7得点を奪取。リードを奪い返した日本は阿部心愛が得点をけん引するが、終盤には12-0のランを作られ、再び追いかける展開に。その後、後藤がフリースローにレイアップ、3ポイントと奮闘し、1人で7得点を挙げるも追いつくには至らず、最後は74-80で惜敗した。

 日本は、阿部心愛が22得点7リバウンド2スティール、後藤が18得点4リバウンド4アシスト、鈴木が11得点5リバウンド、山田が9得点3スティール、濱田が5得点4リバウンド8アシストをマークしたが、惜しくも準優勝となった。

■FIBA U16女子アジア選手権2023
<決勝>
日本  74-80  オーストラリア
JPN|19|20|13|22|=74
AUS|18|19|17|26|=80

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