2023.07.16

U19女子W杯で日本代表が歴代2位タイとなる16本の3P成功…1位は2021年に日本が樹立

大会初戦から16本もの長距離砲を沈めたU19女子日本代表[写真]=fiba.com
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 7月15日、スペインのマドリードで「FIBA U19 女子バスケットボールワールドカップ2023」が開幕し、U19女子日本代表がU19イタリア代表と対戦した。

 試合開始からリードを奪った日本は、29-19で第1クォーターを終えると、続く第2クォーター、第3クォーターでもリードを拡大し、最後は92-71で快勝した。この試合では日本の3ポイントシュートが大爆発。薮未奈海(デンソーアイリス)が3本の3ポイントを決めると、佐坂光咲(白鷗大学2年)と山本遥香(立命館大学2年)が4本ずつ沈めて見せた。

 2ポイントはチーム全体で計33本試投(うち18本成功)だったのに対し、50本もの3ポイントを放った若き女子日本代表は、そのうち16本を成功させ、勝利の大きな原動力となった。1試合で16本の3ポイント成功数は、同大会の歴史上2位タイの好記録となった。なお、2位タイのもう1試合は2011年に日本が記録したもので、当時の対戦相手は偶然にも同じくイタリア代表となっている。

 また、歴代最多記録は19本となっているが、こちらも2021年のチャイニーズ・タイペイ戦で日本が樹立した記録だ。1997年以来、1試合で15本以上の3ポイントを成功させた例は8件しかなく、アメリカが2005年にコンゴ民主共和国戦で15本、オーストラリアが2021年にエジプト戦で15本、残りの6件はすべて日本が記録している。

今大会ではさらなる記録更新にも期待がかかる[写真]=fiba.com

■U19女子ワールドカップ チームの3ポイント成功記録(1試合15本以上)
【2023年】
16本:日本(イタリア戦)

【2021年】
19本:日本(チャイニーズ・タイペイ戦)
15本:オーストラリア(エジプト戦)
15本:日本(カナダ戦)

【2011年】
16本:日本(イタリア戦)
15本:日本(オーストラリア戦)

【2007年】
15本:日本(セルビア戦)

【2005年】
15本:アメリカ(コンゴ民主共和国戦)

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