2024.02.12
2月12日(現地時間11日)にハンガリーのショプロンで「FIBA女子オリンピック世界最終予選」のグループ最終戦が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)がカナダ代表(同5位)と対戦した。
1勝1敗で大会最終戦を迎えた日本は、勝利すれば「2024年パリオリンピック」の出場権を獲得でき、敗れればスペイン(同4位)vsハンガリー(同19位)の結果次第という状況。宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、赤穂ひまわり、髙田真希(ともにデンソーアイリス)の5人がカナダ戦の先発に名を連ねた。
日本は試合序盤から宮崎と山本のガードコンビを中心に得点を記録。積極的にメンバーを入れ替えながら試合を進め、20-20の同点で最初の10分間を終えた。
続く第2クォーターは川井麻衣(トヨタ自動車)、馬瓜ステファニー(モビスター・エストゥディアンテス/スペイン)の連続得点でスタートした。一時リードを許した場面もあったが、馬瓜エブリン(デンソー)の3ポイントシュート2本、赤穂のレイアップなどで試合をひっくり返し、残り4分22秒に40-33。中盤以降はやや点差を詰め寄られ、50-46でハーフタイムを迎えた。
髙田に代わって馬瓜エブリンをスタートで起用した第3クォーターは序盤に0-6のランを献上。山本の得点で流れを切ると、再び点の取り合いに持ち込んだ。馬瓜エブリンのレイアップ、山本の3ポイントで、残り4分4秒に63-58と5点リード。ファウルがかさむ相手に対して、平下愛佳(トヨタ自動車)と山本がフリースローから得点を挙げた。
70-67と3点リードで突入した第4クォーターは開始早々に髙田が4つ目のファウル。ただ、交代で入った馬瓜エブリンが長距離砲を沈めれば、インサイドで体を張ってシェイ・コリーをファウルアウトに追い込んだ。
接戦は続き、試合終了残り4分36秒に79-79と同点。宮崎の得点で再び抜け出すと、同2分22秒に髙田が価値ある得点を挙げた。その後はディフェンスで相手のミスを誘うなど、最終スコア86-82で勝利。“死の組”と呼ばれたグループで2勝1敗の成績を残し、上位3チームに与えられるパリオリンピックの出場権を獲得した。
■試合結果
日本 86-82 カナダ
JPN|20|30|20|16|=86
CAN|20|26|21|15|=82
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