2025.07.18

「成長と勝利を常に追いかける日本代表に」Bリーグ・島田チェアマンがホーバスジャパンに期待

『島田のマイク』第245回が配信
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 7月17日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第245回が配信。7月上旬に行われた日本代表強化試合の振り返りや、ラスベガスで開催されている『NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025』などについて語った。

 7月5日と6日に有明アリーナで開催された強化試合『日本生命カップ2025(東京大会)』では、男子日本代表とオランダ代表が対戦し1勝1敗。『パリ2024オリンピック』の日本代表メンバーがロスターに名を連ねるなか、テーブス流河湧川颯斗といった若手有望株も初選出となった。島田チェアマンは「(FIBAアジアカップに向け)最終的にどういう形でメンバーが組まれていくかわかりませんけども、夢ありますよね」と、若手の躍動について言及した。

『ロサンゼルス2028オリンピック』も見据え、島田チェアマンは「若手の伸び代がどこまであるのかということがアジアの難敵を相手に結果を残すために必要不可欠だと思うんですよ。NBA組も簡単に予選から合流できるわけではないとなると、Bリーグ組と海外でチャレンジしている若手成長株の融合がまさに勝敗を分ける」と分析。日本代表の底上げを実感する一方で「個々で見た時にポテンシャルの高さみたいなものは伺い知れたし、そこは収穫ではあったなと思いつつ、私はやっぱり勝ちにこだわっていきたい方なんですよね」と、勝利への強いこだわりも見せた。

「(選手やチームを)育てるということは、色々なことを試さなきゃいけないじゃないですか。でも勝つことでしか得られない自信とか結果にコミットする視座の高さが、逆に成長を引き上げるところもあるんですよ」と、勝利が選手の成長を促進する側面について持論を展開し、「成長と勝利を常に追いかける、そんな日本代表であってほしいなと思います」とエールを送った。

 また、島田チェアマンは、代表活動でクラブとは異なる役割を求められることで、プレーヤーとして大きくジャンプアップする選手がいる相互作用の重要性に触れた。「(国際大会など)そういう舞台があることで、発掘される選手とか、ブレイクする選手が出る確率が高くなります。あと最後までサバイブさせることによって競争の中でしのぎを削るタフさみたいなものを、トム(ホーバスヘッドコーチ)はやろうとしていると思うので。それがBリーグの成長にも、競技力の向上にも、代表活動からつながっていることは多いなと思います」と、代表経験が新シーズンでの選手の成長につながることへの期待を述べた。

 番組後半では、7月11日〜21日開催のNBAサマーリーグの話題に。河村勇輝がシカゴ・ブルズ、富永啓生がインディアナ・ペイサーズ、馬場雄大がニューヨーク・ニックスで参戦する他、Bリーグ選抜チーム『B.LEAGUE UNITED』がサマーリーグ参加チームと練習試合(スクリメージ)を実施する運びとなった。島田チェアマンは「ここに行くだけでもすごいことですからね。別に私が行きたいですって言って行けるものではないですからね。ポテンシャルというか、未来に可能性がある選手しか基本的には来られないわけですからね」と、その価値を強調した。

 今回のエピソードでは、七夕の収録日にちなんだ島田チェアマンの率直な願いと、代表常連メンバーの頼もしさやホーバスジャパンデビューとなった中村太地の韓国での人気ぶりなどについて語られた。

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