2025.07.18

女子日本代表が後半にNZを圧倒…15点差勝利で前回覇者・中国の待つアジアカップ準決勝へ

日本がニュージーランドを破り準決勝進出 [写真]=fiba.basketball
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 7月18日に中国の深圳で「FIBA女子アジアカップ2025」の準々決勝進出決定戦が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子ニュージーランド代表(同26位)と対戦した。

 勝利すれば女子中国代表(同4位)の待つ準決勝進出が決まる試合。日本はグループフェーズ3試合と同じ、田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)、今野紀花(デンソーアイリス)、馬瓜ステファニー(カサデモント・サラゴサ/スペイン)、髙田真希(デンソー)、渡嘉敷来夢(アイシンウィングス)の5人をスタートとしてコートに送り込んだ。

 試合は立ち上がりに互いに3ポイントを決めてから、しばらくはスコアが動かない展開に。それでも日本は馬瓜や宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)の3ポイント、川井麻衣(デンソー)のドライブからのレイアップなどでスコアを伸ばし、19-17と2点リードで第1クォーターを終える。

 続く10分間、日本は好守で相手の得点を阻みつつ、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)と田中が3ポイントを沈めて一気にリードを拡大。また、薮未奈海(デンソー)がなかなか生まれなかったファストブレイクからの得点に成功する。しかし、中盤にはニュージーランドに連続3ポイントなどで点差を詰められ、終盤には逆転を許すことに。39-41と2点ビハインドで後半へ。

 後半の立ち上がりはタイトなディフェンスで相手のターンオーバーを続け様に誘発させ、宮澤がオフェンスリバウンドからセカンドチャンスを決めて逆転に成功。さらには今野が3ポイントとスティールからの得点で続け様にスコアを伸ばし、一気にリードを拡大。61-49と12点差で第3クォーターが終了。

 第4クォーターは東藤の3ポイントからスタート。中盤にややスコアが停滞する時間帯が続くも、田中や髙田が2ポイントシュートを確実に決めるなどして逆転は許さず、最終スコア77ー62で日本が準決勝進出を決めた。

 勝利した日本は田中がチームトップの17得点、今野が13得点で続き、宮澤も11得点9リバウンドを記録した。開催国・中国との準決勝は明日19日20時30分ティップオフ予定となっている。今大会は大会上位6位以上が2026年3月に開催予定の「FIBA女子ワールドカップ2026 世界予選」への出場権を獲得。大会優勝チームにはワールドカップ本戦への切符が与えられる。

■試合結果
日本 77-62 ニュージーランド
JPN|19|20|22|16|=77
NZL|17|24|8|13|=62

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