2025.07.20
7月19日に中国の深圳で「FIBA女子アジアカップ2025」で決勝トーナメント準決勝が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)が前回大会優勝の女子中国代表(同4位)と対戦した。
日本の先発に変更なし。田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)、今野紀花(デンソーアイリス)、馬瓜ステファニー(カサデモント・サラゴサ/スペイン)、髙田真希(デンソー)、渡嘉敷来夢(アイシンウィングス)が名を連ねた。
試合序盤から田中が3ポイントシュートなどで立て続けに得点をマーク。6点のリードを奪ったものの、第1クォーター開始4分35秒に同点の長距離砲を浴びると、フリースロー2本を決められて試合をひっくり返された。高さとスピードがある相手に対し、第1クォーター残り3分24秒の時点で14-20と6点ビハインド。それでも、コートに戻った田中が5本の3ポイントを含む21得点と気を吐き、同点に追いついた。
第2クォーターは東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)の2連続3ポイントでスタート。馬瓜、渡嘉敷も得点を重ね、リードを保ちながら試合を進めた。ただ、第2クォーター残り2分29秒を最後に得点が止まり、220センチの高さを誇るチャン・ツーユーに苦戦。ファウルもかさみ、49-51と再びビハインドを背負った。

14得点を挙げた今野紀花 [写真]=fiba.basketball
第3クォーターは2点ビハインドで迎えた開始1分30秒から今野、田中、宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)の連続得点で63-56。宮澤がアウトサイドに加えて速攻を決めれば、オコエ桃仁花(ENEOS)が3ポイント、川井麻衣(デンソー)がドライブと、ベンチメンバーも活躍し、73-65で最後の10分間に突入した。
序盤にミスが続いた第4クォーターだったが、開始2分22秒に宮澤が3ポイントで得点を記録。4点差に詰め寄られた場面でも長距離砲を沈めれば、今野の3ポイントをお膳立てした。試合終了残り4分9秒から馬瓜、田中の連続得点でゲーム最大の10点リード。90-81で逃げきり、7大会連続の決勝進出を決めた。
日本は田中が5本の3ポイントを含む27得点の活躍。宮澤が18得点、今野が14得点で続いた。王座奪還を目指し、20日に行われる女子オーストラリア代表(同2位)との頂上決戦に挑む。

ゴール下で奮闘した渡嘉敷来夢 [写真]=fiba.basketball
■試合結果
日本 90-81 中国
JPN|27|22|24|17|=90
CHN|27|24|14|16|=81
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