2025.07.20

女子日本代表、アジア王座奪還ならず…決勝で世界2位のオーストラリアに敗戦

チーム最多得点を記録した田中こころ [写真]=fiba.basketball
バスケ情報専門サイト

 7月20日に中国の深圳で「FIBA女子アジアカップ2025」で決勝が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子オーストラリア代表(同2位)と対戦した。

 7大会連続で決勝に駒を進めた日本が目指すのは、2大会ぶり通算6度目の優勝。田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)、今野紀花(デンソーアイリス)、馬瓜ステファニー(カサデモント・サラゴサ/スペイン)、髙田真希(デンソー)、渡嘉敷来夢(アイシンウィングス)がスターティングファイブを務めた。

 試合開始から点の取り合いが繰り広げられたものの、2点リードで迎えた第1クォーター開始4分29秒から0-10のランを献上した。追いかける展開となりながら、田中、髙田、渡嘉敷の得点で応戦。それでも、終了間際に長距離砲を決められ、20-29と9点ビハインドで最初の10分間を終えた。

 インサイドに加え、アウトサイドのオフェンスにも苦戦を強いられ、第2クォーター開始4分59秒に26-42と16点ビハインド。馬瓜がフリースロー2本を沈めると、宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)、薮未奈海(デンソー)の3ポイントなどで食いついた。同1分9秒に田中が自身3本目の長距離砲を成功すると、直後にレイアップで加点。43-54と11点差でハーフタイムに突入した。前半を終えて、田中がチーム最多19得点の活躍。渡嘉敷が6得点、馬瓜が5得点で続いた。

高さのある相手に対してインサイドで体を張った渡嘉敷来夢 [写真]=fiba.basketball

 第3クォーターは12点ビハインドで迎えた残り3分23秒から宮澤、川井麻衣(デンソー)、渡嘉敷の連続得点で6点差まで肉薄。ディフェンスでは相手をわずか13得点に抑え、逆転への望みをつないだ。

 第4クォーター開始1分6秒から宮澤が2本、髙田が1本の3ポイントを沈め、約1分間で68-70と2点差に。直後に髙田が同点弾を決め、再び接戦に持ち込んだ。ファウルがかさんだ相手に対してフリースローなどで得点を挙げたものの、逆転には至らず。79-88で敗れ、2大会連続で優勝を逃した。

 日本は田中が2試合連続チーム最多となる21得点。後半に奮闘した宮澤が18得点、髙田が14得点を記録した。

4本の3ポイントを含む18得点をマークした宮澤夕貴 [写真]=fiba.basketball

■試合結果
日本 79-88 オーストラリア
JPN|20|23|16|20|=79
AUS|29|25|13|21|=88

女子日本代表の関連記事

日本の関連記事