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8月29日、東京パラリンピックの車いすバスケットボール競技は大会5日目を迎え、有明アリーナと武蔵野の森総合スポーツプラザで男女予選リーグが計10試合が行われることになっている。
有明アリーナの第2試合には、予選グループA3位の女子日本代表が同1位のドイツ代表と対戦。スタートファイブにはこれまでと同じ、柳本あまね、萩野真世、藤井郁美、網本麻里、北間優衣が名を連ねた。
試合開始直後は互いにシュートが決まらず膠着状態となるが、残り7分21秒、萩野のシュートで日本が先制。さらに、網本、萩野、藤井がシュートを決め、8−4としたところでドイツがタイムアウト。日本はリバウンドでもドイツの9本に対して13本と互角以上の内容で、12−9とリードを奪った。
第2クォーターに入り、ドイツにゴール下での高さを生かしたパワープレーを見せられる。日本はベンチメンバーがコートに入り、土田、安尾、北田のシュートで応戦。ディフェンスからリズムをつかみ、小田島からのパスを受けた土田がゴール下でシュートを決め、26−16とリードを2ケタに乗せる。しかし、ドイツに0−6のランを決められ、26−22で前半を折り返した。
後半に入り、北田のシュート、網本のフリースローで得点を重ねる。残り3分54秒、藤井のシュートが決まり、再び点差は2ケタに。終盤には北田のブザービーターも決まり、42−37で最終クォーターへ。
勝負のかかった第4クォーターは藤井のシュートでスタート。しかし、ドイツの粘りにあい、残り時間が2分を切ったところで54−54の同点に。さらに残り35秒にフリースローを1本決められ54−55とされ、この試合、初めてリードを奪われた。
個人スタッツでは藤井が16得点、土田10得点をマーク。日本は最後の最後で逆転を許し、悔しい敗戦となった。これで予選リーグを2勝2敗で終了。すでに準々決勝進出は決まっている。
■試合結果
日本 54-59 ドイツ
日 本|12|14|16|12|=54
ドイツ|9|13|15|22|=59