2021.09.08

玉川JWBF会長がメッセージ「たくさんのご声援が、選手たちを後押ししてくれたに違いありません」

バスケファンだけでなく、多くの人々に感動を与えた男女日本代表 [写真]=Getty Images
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 東京パラリンピックにおいて、車いすバスケットボール男子日本代表が史上初となる銀メダルを獲得したことは記憶に新しいところ。また、女子日本代表も北京大会以来の出場で予選を突破して6位に入賞を果たした。

 8日、日本車いすバスケットボール連盟(JWBF)の公式ホームページ上で、同連盟の玉川敏彦会長から選手の健闘を称え、関係者、ファンに向けてお礼のメッセージが発信された。〜東京2020パラリンピック競技大会を終えて〜とタイトルが付けられたメッセージは以下のとおり。

「東京2020パラリンピック競技大会が9月5日に無事閉幕いたしました。

 日本代表選手並びにスタッフは、長きに渡りこの大会に向けて真摯に取り組んでまいりました。すでにご承知のとおり、男子日本代表チームは史上初の銀メダル獲得の快挙を達成することができました。また、女子日本代表は、目標とするメダル獲得には届きませんでしたが、3大会ぶりに出場したパラリンピックという大舞台で、6位入賞を果たすことができました。これもひとえに、皆様方の車いすバスケットボールに対する多大なるご協力とご理解、熱い想いがあってのことと、あらためまして厚く御礼を申し上げます。

 連日、男子並びに女子代表選手たちの活躍を一戦一戦ご覧いただいた日本中の皆様より、たくさんのご声援をいただきました。そのひとつひとつが、選手たちを後押ししてくれたに違いありません。また、この大会を通して、スポーツとしての車いすバスケットボールの魅力、そしてパラアスリートが真摯にハードワークし続けた姿やパフォーマンスは、多くの皆様に、人の無限の可能性や、夢や目標を持つ大切さを伝えることができたと確信しております。

 この大会を通して、男子代表におきましては金メダルにわずかに届きませんでしたが、世界の車いすバスケットボール界に『JAPAN』という名を歴史に刻んだことは私どもの誇りです。また女子代表においても、私どもの中に灯った想いは消えることなく、これを通過点として、これからの目指すべき道がより一層明確になったと思っております。

 多くの方々に見て頂き、知っていただいた車いすバスケットボールが、引き続き応援していただけますよう、また、私たち自身が共生社会を作る一助になり、『日本を元気に』できる役割を果たせるよう、努めてまいりたいと思います」