2021.09.05

13年ぶりのパラリンピックでキャプテンを務めた藤井郁美…「次につながる戦いはできた」

悔し涙を流した主将の藤井郁美(写真は8月25日)[写真]=Getty Images
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 9月3日に行われた東京パラリンピック車いすバスケットボール競技10日目、日本女子代表は5〜6位決定戦でカナダ代表と対戦。惜しくも49―68で敗れてしまい、6位で大会を終えた。

 今大会キャプテンとなったのは、北京大会から13年ぶりのパラリンピックとなった藤井郁美だ。藤井はカナダ戦後のインタビューで、メディアからの質問に答えた。

 涙ながらに登場した藤井だったが、「北京大会から勝つことができなかった私たちですけど、チームとしては本当に成長したなと。自分がキャプテンとして(この結果を)残してあげられて、次につながる戦いはできたと思いました」と、後進に目を向けたコメント。

 チームについては、「(今大会は)誰が出ても点を取りに行く、岩佐(義明)さんが目指すバスケットを表現することができたと思う。すごくそこはよかったと思います」と語り、大会を通じての出来を振り返った。

 また、藤井はキャプテンとして活動してきた期間を振り返って、笑みを浮かべながら「大変でした」と話した。最後に「自分一人でここまでやってきたわけではなくて、一人ひとりが自覚と責任を持って成長してくれたので、リーダーシップがあったキャプテンかと言われるとそうではなかったかもしれないですが、みんなで作り上げたチームですし、みんなに本当に感謝したいと思います」と、謙遜しつつチームメートへ感謝の言葉を残した。

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