2025.09.07

フィンランドがヨキッチ擁するセルビアを撃破、準々決勝へ…マルカネンが29得点の活躍

29得点8リバウンドを記録したラウリ・マルカネン [写真]=fiba.basketball
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 9月6日、「FIBAユーロバスケット2025」は決勝トーナメントに突入。ラウンド16でフィンランド代表(FIBAランキング20位)がセルビア代表(同2位)と対戦した。

 フィンランドは第1クォーター開始2分22秒の時点で11-1と10点のリードを奪ったものの、28-24と4点差で最初の10分間を終了。続く第2クォーターも点の取り合いが繰り広げられ、前半終了時点で44-48と4点のビハインドを背負った。

 後半も1ケタ点差で試合が進むと、1点ビハインドで迎えた第4クォーター残り1分30秒からエリアス・バルトネン(コビラン・グラナダ/スペイン)が3ポイントシュートを含む2連続得点を挙げれば、ラウリ・マルカネン(ユタ・ジャズ)のフリースロー2本で8点リード。92-86で逃げきり、準々決勝進出に駒を進めた。

 セルビアを相手に2009年以来の勝利を手にしたフィンランドは、チーム全体でオフェンスリバウンド20個を含む45リバウンドを記録。マルカネンが29得点8リバウンド3アシスト4スティールの活躍でチームを引っ張り、ミカエル・ヤントゥネン(フェネルバフチェ/トルコ)が15得点、ミロ・リトル(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)が13得点8リバウンド6アシスト3スティールで続いた。

 3本の3ポイントを含む13得点を挙げたバルトネンは「素晴らしい夜だった。今日は互いを信じて、それを実現できたんだ。オープンになったらシュートを打たないといけない。いくつかチャンスが回ってきて、相手が自分をフリーにしたから、自信を持って思い切って打ったんだ」と振り返った。

 一方のセルビアはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が33得点8リバウンド3アシスト3スティール1ブロック、ニコラ・ヨビッチ(マイアミ・ヒート)が20得点4リバウンド4アシスト。ヨビッチは「彼らは素晴らしい試合をした」と相手を称えつつ、「最初から準備不足だった。私自身も最初から準備ができていなかった。20個のオフェンスリバウンドは到底受け入れられない。彼らの動きはわかっていた。しっかりと準備し、映像も見ていた。それでも彼らは私たちよりも優れ、フィジカル面でも勝っていた」とコメントした。

 なお、フィンランドは準々決勝でフランス代表(同4位)vsジョージア代表(同24位)の勝者と対戦する。

■試合結果
セルビア 86-92 フィンランド
SRB|24|24|18|20|=86
FIN|28|16|24|24|=92

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