2025.09.18

ナタリー・ナカセHCがWNBA最優秀HC賞を受賞…元bjリーグ初の女性指揮官、参入1年目で快挙

WNBA最優秀ヘッドコーチ賞を受賞したナタリー・ナカセHC[写真]=Getty Images
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 9月17日、WNBAは2025年度の最優秀ヘッドコーチ賞を発表し、ゴールデンステイト・ヴァルキリーズの初代指揮官を務めるナタリー・ナカセヘッドコーチが栄誉に輝いた。

 ナカセ氏はカリフォルニア州出身の45歳。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を卒業後、米独立リーグやドイツでプレーし、2008年に指導者としてのキャリアをスタート。観光目的で来日したことをきっかけにbjリーグ・東京アパッチのアシスタントコーチに就任した。その後は埼玉ブロンコスでリーグ初の女性ヘッドコーチを務め、NBAロサンゼルス・クリッパーズで約10年、WNBAラスベガス・エーシズでは2連覇を含め3年間、アシスタントコーチなどを歴任した実績を持つ。

 現在指揮を執るヴァルキリーズは、NBAゴールデンステイト・ウォリアーズの同一傘下にあり、今シーズンからWNBAに参入したクラブ。レギュラーシーズン23勝21敗で、新規参入チームとして前例のないプレーオフ進出を果たした。

 同チームは守備面でリーグトップを誇り、1試合平均76.3失点、被フィールドゴール成功率40.5パーセントといずれもリーグ最少に抑えた。また、1試合平均9.7本の3ポイントシュート成功はリーグ最多と、スタッツ上でも結果を残している。その手腕が高く評価され、新規参入チームのコーチが1年目で同賞を受賞するのはリーグ史上初の快挙となった。

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