2025.10.24
2024-25シーズンの覇者オクラホマシティ・サンダーは、レギュラーシーズンをリーグベストの68勝14敗で駆け抜け、プレーオフでは連敗なしで16勝7敗と、圧倒的な強さを見せつけた。レギュラーシーズンとプレーオフで、延長にもつれたのはわずか2度だった。
ところが、ディフェンディング・チャンピオンとして迎えた2025-26シーズンは、開幕から2戦連続でオールスターのジェイレン・ウィリアムズが欠場したほか、2戦目で主力を複数欠いたこともあり、2戦連続で2度の延長を経験することに。
そうした中、10月24日(現地時間23日、日付は以下同)に敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたインディアナ・ペイサーズ戦で、昨シーズンのMVPシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(以降SGA)が大暴れ。ペイントエリアへ侵入してショートジャンパーやレイアップを決め、ミッドレンジジャンパー、フリースローライン付近からストップジャンパーを放り込み、相手ブロックを超える高いアーチでレイアップ、さらには左エルボーエリアからジャンパー、ドライブで相手を交わしてレイアップを成功させてチームをけん引。
27歳のエースは、ペイサーズ戦で両チーム最長の45分21秒をプレー。フリースロー成功率88.5パーセント(23/26)を残し、キャリアハイの55得点に8リバウンド5アシスト2スティール1ブロックで見事サンダーを開幕2連勝へ導いた。
22日のヒューストン・ロケッツ戦で14投中10本(成功率71.4パーセント)のフリースローを決めていたSGAは、レギュラーシーズン開幕2戦で計40本のフリースローを獲得。これはNBA新記録になったと『ESPN』が報道。
また、通算5度目の50得点ゲームは、ラッセル・ウェストブルック(現サクラメント・キングス)と並んでフランチャイズ史上最多タイ。さらに、レギュラーシーズン最初の2試合で計90得点に達したことで、SGAはNBA史上4人目の快記録に到達した。
現役ではニューオーリンズ・ペリカンズ時代の2016-17シーズンに計95得点をマークしたアンソニー・デイビス(現ダラス・マーベリックス)に次いで2人目。そのほかではウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズほか)が2度、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)が1986-87シーズンに計91得点を残している。
サンダーは26日にアトランタ・ホークス戦、28日にマーベリックス戦がアウェーで組まれていて、翌29日にホームながらキングス戦と、タフな日程が続く。SGAを中心に、勝ち続けることができるか注目したい。
SGA's 90 PTS are the 5th most through the first 2 games of a season in NBA History 😱
Wilt Chamberlain – 106 PTS in 1962-63
Wilt Chamberlain – 105 PTS in 1961-62
Anthony Davis – 95 PTS in 2016-17
Michael Jordan – 91 PTS in 1986-87
Shai Gilgeous-Alexander – 90 PTS in 2025-26 https://t.co/WPvBzdlI2z pic.twitter.com/gO50pIT7Qj— NBA History (@NBAHistory) October 24, 2025
2025.10.24
2025.10.24
2025.10.24
2025.10.24
2025.10.24
2025.10.23