2025.11.11
NBAは10月23日(現地時間22日)、2025-26シーズン開幕2日目を迎えた。
サンアントニオ・スパーズは敵地アメリカン・エアラインズ・センターに乗り込み、ダラス・マーベリックスとの一戦。「NBAドラフト2025」にてマブスから全体1巡目1位指名を受けたクーパー・フラッグのデビュー戦として注目を集めた試合で、2023年“ドラ1”のビクター・ウェンバンヤマが大活躍を見せ、スパーズが125-92で圧勝した。
フランス出身の21歳はNBAキャリア2年目の2024-25シーズンにオールスター初選出を果たしたものの、右肩の深部静脈血栓症と診断されたことで2月中盤以降からシーズン全休。8月下旬から9月中旬にかけて開催された「FIBAユーロバスケット2025」も欠場した。
それでも、プレシーズンゲームからコートに立つと、マブス戦でも先発出場。226センチ107キロの体格を活かしたインサイドのプレーだけでなく、3ポイントシュートも2本中1本を沈めるなど多彩なオフェンスを披露した。29分40秒の出場ながら40得点15リバウンド1アシスト3ブロック1スティール。フィールドゴール成功率は71.4パーセント、ターンオーバーは0個と、開幕戦から驚異のスタッツを記録した。
40得点はスパーズのレギュラーシーズン開幕戦における最多得点。1977年にジョージ・ガービン氏(スパーズほか)が残した39得点、1978年にラリー・ケノン氏(スパーズほか)が挙げた38得点を上回り、歴代トップに浮上した。
ウェンバンヤマは試合後「以前ほど動きに苦労しなくなったので、より楽しくプレーできています。まだまだ成長が必要だとわかっていますし、これからも成長していきます」とコメント。マブスのアンソニー・デイビスは「彼が目の前に立ったら、誰もシュートをブロックできない。彼は上からシュートを放つ。そうなったら、ただミスを祈るしかない」と脱帽した。
スパーズでは戦列に復帰したウェンバンヤマに加え、2024-25シーズンの新人王に輝いた20歳のステフォン・キャッスルが22得点7リバウンド6アシスト2スティール、ドラフトでフラッグの次に名前を呼ばれた19歳のディラン・ハーパーも15得点と躍動。レギュラーシーズンは全82試合と長い道のりであるものの、7シーズンぶりのプレーオフ出場へ、若手を中心に好発進を切ったスパーズの今後が楽しみだ。
■試合結果
ダラス・マーベリックス 92-125 サンアントニオ・スパーズ
DAL|29|22|21|20|=92
SAS|28|32|33|32|=125
2025.11.11
2025.10.21
2025.10.07
2025.09.10
2025.08.27
2025.07.15
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