2025.10.23

新天地での初戦を終えたエイトンにレイカーズOBが喝「あんなプレーをしちゃダメだ」

ウォリアーズとの開幕戦でプレーするディアンドレ・エイトン(右) [写真] = Getty Images
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 10月22日(現地時間21日)、八村塁の所属するロサンゼルス・レイカーズはゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した。レイカーズの本拠地クリプトドットコム・アリーナで迎えたシーズン開幕戦は、レイカーズが109-119で敗れている。

 レブロン・ジェームズがケガで離脱中の中、約41分出場のルカ・ドンチッチが41得点12リバウンド9アシストとトリプルダブル目前の活躍を見せた。八村は約35分の出場時間で9得点4リバウンド3アシスト、3ポイント成功率は50パーセント(6本中3本成功)を記録した。

 オフシーズンに加入しスターティングラインナップに名を連ねたディアンドレ・エイトンは、約34分の出場時間で10得点6リバウンド1ブロックというスタッツでレイカーズのデビュー戦を終えた。エイトンの戦いぶりについて、レイカーズOBであるシャキール・オニールは現地の番組で以下のようなメッセージを送っている。

「聞いてくれ、ドミネイトン(エイトンの愛称であり、「支配」を意味するDominationとエイトンの名前を掛け合わせたもの)。昨日のパフォーマンスだが、君はもっとステップアップしてくれないと困るぞ。必要なことは3つだ。リバウンド、ブロック、そして支配することだ」

 シャックはレイカーズに在籍していた2000年から2002年、コービー・ブライアントと共に3連覇を果たしている。ゴール下の圧倒的な支配力を武器としてたシャックは、“M.D.E.”(Most Dominant Ever/最も支配的な存在)という愛称を欲しいままに当時のリーグを席巻していた。そんなシャックにとって、同じレイカーズで“支配”という愛称のついたエイトンには並ならぬ思いがあるのかも知れない。

「君にプレッシャーはかかっていない。君のチームには2人の偉大な選手がいて、彼らには常にダブルチームがつくんだ。彼らがバウンズパスを出したら、確実に自分のものにしてそのままゴールに叩き込め。昨日の君は、ポストで自分より小さな相手にマークされていたにも関わらず、振り向きざまのフェイダウェイシュートを打っていたな。あんなプレーをしちゃダメだ。我々には君が必要なんだ、兄弟。もっとギアを上げてくれ」

 エイトンは2018年のNBAドラフト全体1位でフェニックス・サンズに入団。2023年のオフシーズンにポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍後、今シーズンからレイカーズの一員となっている。サンズ在籍時の2021年にNBAファイナルまで駒を進めたがリーグ制覇ならず、新天地となるレイカーズで悲願のリング獲得が期待されている。

 レジェンドの“喝”がエイトンに響き、レイカーズはゴール下の支配力を強めることができるか。エイトンの今後の活躍に注目が集まる。

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