2025.11.28

連勝記録が13で止まったピストンズのカニングハム「このチーム全員が勝利を望んでいた」

セルティックス戦で惜敗したカニングハム(右)[写真]=Getty Images
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「今夜はこのチーム全員が勝利を望んでいた。14連勝を欲していたんだ。僕たちにとって何の意味もなかったかのように振る舞うつもりはない。これは大きなことなんだ。誰もが歴史を作り出す側に立つことを望んでいたけど、そうはならなかった」

 そう語ったのは、デトロイト・ピストンズケイド・カニングハム。ピストンズは10月30日(現地時間29日、日付は以下同)のオーランド・マジック戦から無傷の13連勝を飾り、フランチャイズ史上最長タイ記録に達していた。

 だが、11月27日に敵地TDガーデンで行われたボストン・セルティックス戦に114-117で惜敗したことで連勝がストップ。球団新記録樹立はかなわず、11月に入って初の黒星を喫することに。

 試合は同点11度、リードチェンジ19度を記録する激戦。セルティックス戦を迎える前の時点で、今シーズンのピストンズは試合時間残り5分で5点差以内を指すクラッチ・シチュエーションで10勝1敗を誇っていた。この日もクラッチ・シチュエーションとなり、残り4分10秒にカニングハムのジャンパーでピストンズが逆転した。

 ところが、そこからセルティックスに逆転を許し、ピストンズは一度は同点に追いついたものの、1点差まで詰め寄るのがやっとで、終盤にはカニングハムが痛恨のターンオーバー。3点ビハインドで迎えた残り4.4秒には、カニングハムがフリースローを3本とも決めれば同点に追いつくチャンスを手にするも、3本目を落としてしまった。

 とはいえ、ピストンズは最後まで戦い抜いた。カニングハムがゲームハイの42得点に8リバウンド5アシスト、ジェイレン・デューレンが12得点16リバウンド、トバイアス・ハリスが12得点2ブロック、ダンカン・ロビンソンが11得点3アシスト、キャリス・ルバートが10得点を記録。

 ピストンズの15勝3敗はイースタン・カンファレンス首位で、2位のトロント・ラプターズ(14勝5敗)に1.5ゲーム差をつけている。そのチームを引っ張るカニングハムは、試合後にこう意気込んでいた。

「僕らはもう後戻りできない。フリースローは打てないし、3ポイントも打てない。試合は終わってしまった。あとは、僕らがここからどう挽回していくかだ。たくさんのことを成し遂げるための時間は残っている。僕たちは今、そのことに集中している」

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