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クリッパーズのルーHC、開幕戦勝利をオーナーに捧げる「今も彼のために戦っている」

開幕戦勝利後、オーナーへの感謝を述べたルーHC [写真] = Getty Images
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 10月22日(現地時間21日)、クリッパーズは本拠地インテュイット・ドームでサクラメント・キングスと対戦し、121-96で快勝。ダリアス・ガーランドがチーム最多の30得点をマークしたほか、ブルック・ロペスが17得点11リバウンドのダブルダブルを記録。レイカーズから加入した八村塁も新天地デビューを飾り、10得点8リバウンドをマーク。新体制で臨んだ開幕戦を白星で飾った。

 試合後、タイロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は会見の冒頭でオーナーのスティーブ・バルマーに言及し、勝利をバルマーに捧げると表明した。

「まず、この勝利をバルマーに捧げたい。これまでのすべてに感謝しているし、僕たちは今も彼のために戦っている」

 バルマーはクリッパーズの熱心なオーナーとして知られ、ホームゲームではコートサイドから大きな声援を送り、選手たちを鼓舞する姿がたびたび話題となってきた。しかし、今シーズンはNBAから1年間の出場停止処分を受けている。

 この処分は、カワイ・レナード(現トロント・ラプターズ)をめぐるサラリーキャップ回避問題に端を発している。NBAは調査の結果、クリッパーズがレナードに対し、球団と取引関係にある企業を通じて不適切な副収入の機会を提供するなど、リーグの規則に違反したと認定した。バルマーもレナードがコート外で収入を得る機会を確保できるよう支援したと判断され、リーグおよびチームの活動への参加を1年間禁じる処分が科された。さらに、クリッパーズには3000万ドル(1ドル=156円換算で約47億円)の罰金と、2029年から2033年までのドラフト1巡目指名権の剥奪が決定。レナードにも70万ドル(約1億円)の罰金が科されている。

 騒動を経て迎えた新シーズンの開幕戦。コートサイドの席にバルマーの姿はなく、チームにとって普段とは異なる光景となった。ガーランドは試合後、バルマーについて「間違いなく、ここにいるように感じた。彼の席には別の人が座っていたけど、僕たちは彼の存在を感じていたんだ」とコメント。オーナーが会場にいなくても、その存在がチームにとって大きな意味を持っていると語った。

 また、ルーHCも「僕たちは彼を心に留めている。このアリーナにいる多くの人たちに素晴らしい生活をもたらしてくれた。僕が知る中でも最高の人物の一人だ」と、バルマーへの感謝を口にした。

 開幕戦で好スタートを切ったクリッパーズ。オーナーの不在という異例の状況が続くなか、騒動を乗り越えて新たなシーズンで結果を残せるか注目される。

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