2017.08.29

ホームアリーナ改修工事を望んだキャブス、地元グループの反対を受け計画断念

昨季ファイナル第4戦でのクイックン・ローンズ・アリーナ [写真]=Getty Images
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 クリーブランド・キャバリアーズは8月29日(現地時間28日)、本拠地であるクイックン・ローンズ・アリーナの改修計画を断念した。現地メディア『ESPN』などが報じている。

 1994年に建設された同アリーナについて、キャブスは飲食スペースやガラス張りの壁を設けるために、1億4000万ドル(約152億円)の費用をかけて改修することを希望。チームは、改修後のアリーナが主要なイベント開催に役立ち、都市と地域の収入を増加できると意見し、また、この工事で2500人以上の雇用を生み出せると主張していた。

 しかし、費用の半分を地域が負担するという取り決めに地元のグループが反対し、計画が頓挫。オハイオ州レイクウッドの政治団体、カヤホガ・カントリー・プログレッシブ・コーカスは、キャブスの決断を「非常に満足している」と声明を発表した。

 なお、キャブスは将来のNBAオールスターゲーム開催地となることを目標としていたが、リーグは、9月までに着工しない場合は候補地に含まれないと通告していた。