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3月28日(現地時間27日)を迎えた時点で、NBAには勝率5割以上を残すチームが18チームある。イースタン・カンファレンスでは8チーム、ウエスタン・カンファレンスには10チームあるのだが、この日はこれらの勝率5割以上のチーム同士によるカードが6試合もある(下記参照)。
■現地時間3月27日のスケジュール(右がホームチーム、太字が勝率5割以上チーム同士の試合)
サンアントニオ・スパーズ×ワシントン・ウィザーズ
デンバー・ナゲッツ×トロント・ラプターズ
クリーブランド・キャバリアーズ×マイアミ・ヒート
シカゴ・ブルズ×ヒューストン・ロケッツ
ポートランド・トレイルブレイザーズ×ニューオリンズ・ペリカンズ
ダラス・マーベリックス×サクラメント・キングス
インディアナ・ペイサーズ×ゴールデンステート・ウォリアーズ
ミルウォーキー・バックス×ロサンゼルス・クリッパーズ
イーストではプレーオフ出場を決めたチームが5つあり、ラプターズ、キャブス、ペイサーズが該当する。とはいえ、3位のキャブスと5位のペイサーズはわずか1.5ゲーム差。シーズン終了までに、シード順が変動する可能性は十分ありそうだ。
また、イースト6位から8位は、上から順にウィザーズ、バックス、ヒート。この3チームもわずか1.5ゲーム差と混戦。1つでも多く白星をつかみ、プレーオフ出場を決めたいところだ。イースト8位のヒートと9位のデトロイト・ピストンズは5.0ゲーム離れているが、ピストンズはここ5試合で4勝しており、イースト8位の座を奪い取る可能性がまだ残されている。
一方、ウエストでプレーオフ出場を決めているのはロケッツとウォリアーズの2チームのみ、ロケッツはリーグトップの勝率を狙うべく、残り全試合を勝ちに行く可能性がある。ウォリアーズにしても、ケガ人続出によって戦力ダウンは否めないが、少しでも勝ち星を重ねたいところだ。
そして、ウエスト3位のブレイザーズから10位のクリッパーズまでの8チームが、プレーオフ出場を懸けて白星をつぶし合っている。特に4位のオクラホマシティ・サンダーから8位のミネソタ・ティンバーウルブズまではたったの2.0ゲームしか離れていない。さらに、8位のウルブズと9位のナゲッツは1.5ゲーム差、10位のクリッパーズとも2.0ゲーム差という大混戦となっている。
勝率5割以上のチーム同士による対決は、激しいバトルが予想される。カンファレンスが異なるとはいえ、1つでも勝ち星がほしい状況のため、プレーオフのようなタフなゲームになるかもしれない。
ちなみに、『ESPN Stats & Info』によると、勝率5割以上のチーム同士による対戦カードが6試合あったのは、2005年4月21日(同20日)以来だという。シーズン最終戦となったこの日は14試合が組まれており、そのうち約半分の6試合が、勝率5割以上のチーム同士というカードだった。