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6月30日(現地時間29日)、現地メディア『ESPN』は、ゴールデンステート・ウォリアーズがスティーブ・カーHCと高額延長契約に合意したと報じた。
2014年に5年2,500万ドルの契約を結んだカーHCは、来季で契約最終年を迎える。ここまでの4シーズンにおいて、カーHCが指揮するウォリアーズはレギュラーシーズンで265勝63敗、プレーオフでは63勝20敗という驚異的な成績を残し、4年間で3度の優勝を果たしている。
同メディアによると、延長契約によって、カーHCはNBAでもトップレベルの高額年俸を手にすることになるという。
『HoopsHype』によると、NBAのHCで最も平均年俸が高いのはサンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポヴィッチHCで平均1,100万ドル(5年5,500万ドル)、2位にはロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバースHCが平均1,000万ドル(5年5,000万ドル/今夏延長契約を締結)、そしてミネソタ・ティンバーウルブズのトム・シボドーHCが平均800万ドル(5年4,000万ドル)で続いている。
このことから、カーHCが19-20シーズン以降に受け取る平均年俸は、1,000万ドル以上になることが予想されている。
ちなみに、カーHCは現役時代、主に3ポイントシューターとしてシカゴ・ブルズで3度(96~98年)、スパーズで2度(99、03年)優勝しており、ウォリアーズの指揮官として獲得した3度(15、17、18年)と合わせて8度もチャンピオンリングを手にしてきた。
現在52歳のカーHCは、健康問題で現場を退かない限り、さらに優勝回数を重ねる可能性がある。
カーHCはステフィン・カリー、ケビン・デュラント、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという“オールスター・カルテット”を中心にロースターを巧みに操り、攻防両面に秀でたスーパーチームを構築。
ウォリアーズが誇るカリー、トンプソン、グリーンという生え抜きの選手たちは、12-13シーズンから共にプレーしており、彼らが基盤となってチームケミストリーを毎年醸成している。デュラントというリーグ最高級のスナイパーとも今夏再契約が濃厚と報じられており、来季もウォリアーズは優勝候補筆頭と見ていいだろう。
高額で延長契約を結んだことで、カーHCのモチベーションはさらに高くなると言っても過言ではない。