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八村塁を「超えていけたら」米挑戦中の“代表候補”坂上史龍がBLACK SAMURAIで得た刺激

“フィル先生”から成長のヒントを得た坂上[写真]=バスケットボールキング
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■身長201センチの18歳「ユニークな選手に」

 8月5日、八村塁が主宰する次世代育成プロジェクト『Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP』がGLION ARENA KOBEで行われ、約100名の子どもたちが参加。アメリカ挑戦中の有望株、坂上史龍の姿もあった。

 現在18歳の坂上は、兵庫県立三田西陵高校、3x3クラブチームのEPIC U18を経て、昨年11月に渡米。現在はウェストバージニア州のエクスプレッション・プレップ・アカデミーに所属している。神戸ストークスU15に所属していた経験もある“地元”の選手で、中学3年時に175センチだった身長は201センチまで急成長。U18男子日本代表の合宿にも招集されている有望株だ。

 今回のキャンプでは、八村とフィル・ハンディが作り上げる“世界基準”のクリニックだけでなく、名古屋行きの切符を懸けた1on1にも挑戦した。勝ち上がれば、6日から名古屋で開催される『BLACK SAMURAI SUMMIT 2026』への出場につながる争い。坂上は惜しくも決勝目前で敗れた。ノンストップで戦い続ける過酷な展開のなか、靴紐を結び直して時間を作るクレバーな一面も見せたが、最後は疲れを隠せない様子で力尽きた。

 敗退直後には「すごいしんどいですね。自分の思ったようにちゃんと組み立ててプレーができず、結局背中で相手を押していって、いけるかどうか、ということになっちゃったので。悔しいです」と振り返った。

 自身の強みは「サイズがあってハンドリングがある」こと。一方、この日の1on1では自らズレを作りきれない課題も感じたという。「もうちょっと自分でクリエイトする力もつけたいです。その力をつけた状態でウイングだったり、ガードをできるようになっていったら、すごくユニークな選手になれるのかな」と、目指すプレーヤー像を思い描いた。

■「NBA選手っぽい」フィル・ハンディの動き

[写真]=バスケットボールキング


 この2日間のキャンプで特に気になったというのが、フィル・ハンディコーチの動きだ。「常に『ワイドベース、ワイドベース』と言っていた。フィルコーチはもう54歳なのに動きのキレがあるというか、すごくNBA選手っぽい感じの動きだったので、その謎を解こうとしているところです。フィルコーチともしっかり話してはいるので、もう少し対話したりして(コツを)見つけていこうかなと思っています」と話す。

 また、憧れの存在である八村と同じ空間で過ごしたことも、大きな刺激になった。「一つ一つの意識していることだったり、考えていることがすごく参考になりました。ただ、届く存在でもあるかなというのがあったので。しっかり自分の目に焼き付けて、八村塁選手を目指して、追いかけて、超えていけたらなというふうに思います」と、さらなる高みを見据えた。

 直近の目標は、アメリカで迎える新シーズンで大学からオファーを勝ち取ること。さらに、世代別日本代表としても世界進出のチャンスを狙う。「もしU19ワールドカップの出場権を獲得できれば、(日本代表の)エントリーキャンプからしっかり参加して、チャンスを勝ち取って代表になりたいです」。

[写真]=バスケットボールキング


 子どもたちに“世界基準”に触れてもらいたい、そんな八村の思いが込められて立ち上がったBLACK SAMURAIの育成年代プロジェクト。日本バスケ界の未来を嘱望される大型ガード候補は、新たな刺激を受け、大きく羽ばたくためのヒントを手にしているようだった。

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