2018.11.02
2016年11月8日(現地時間7日)。ゴールデンステート・ウォリアーズとニューオリンズ・ペリカンズの試合で、ステフィン・カリーが17投中13本の3ポイントシュートを成功させ、レギュラーシーズンにおける最多3ポイント成功記録を更新した。
それまで12本の記録を持っていたカリー(16年)は、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ/03年)、ドニエル・マーシャル(元ウォリアーズほか/05年)と並んでいたのだが、13本決めたことで事実上トップに躍り出たのである。
昨季終了時点で、カリーは3ポイントシュートのレギュラーシーズンにおける1試合最多成功記録に加え、ファイナルにおいても1試合9本成功という新記録を昨季のファイナル第2戦で樹立。プレーオフの試合においては、チームメートのクレイ・トンプソンが16年のウエスタン・カンファレンス・ファイナル(対オクラホマシティ・サンダー)第6戦で11本を決めているため、ウォリアーズのバックコートデュオが1試合における最多成功記録を保持している。
そんな中、今季のルーキーで彼らに殴り込みをかけようとしている男がいる。それがアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングだ。
昨季NCAAで、ヤング(オクラホマ大1年)は史上初となる得点(平均27.4得点)とアシスト(平均8.7本)の2冠に輝いた。32試合に出場し、40得点以上を4度も記録しただけでなく、NCAA最多タイとなる1試合22アシストも残す見事なパフォーマンスを披露。
さらに、今年1月14日(同13日)に行われたテキサス・クリスチャン大との試合で、ヤングはシーズンハイとなる10本の3ポインターを成功させてみせた。
9月11日(同10日)、現地メディア『The Undefeated』へヤングは自信満々にこう語っている。
「(カリーの記録を)超えたいんだ。僕は間違いなくそれができるんだと感じてる。それには1試合の中で3ポイントをたくさん決めなきゃいけないけれど、ウソを言っているわけじゃない」。
ホークスでスコアラーの1人として今季に臨むヤング。デビューシーズンで“有言実行”できるかは分からないものの、いずれカリーが持つ記録に並び、上回る日が訪れたとしても決して不思議ではない。
「記録は破られるためにある」という言葉があるように、いずれカリーの記録を超える選手が登場したとしてもおかしくはないだろう。その候補の1人として、ヤングがいることは確かなようだ。
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