2018.12.18
2018-19シーズンのトレーニングキャンプまで1週間を切り、各チームのロースターがほぼ固まってきた中、キャンプ契約(無保証)も結んでいないフリーエージェント(FA)の選手が複数いる。
その中の1人がジャマール・クロフォードだ。キャリア18シーズン目の昨季はミネソタ・ティンバーウルブズでプレーし、80試合すべてにベンチスタートとして出場。平均20.7分10.3得点1.2リバウンド2.3アシストをマークするも、今夏プレーヤーオプションを破棄して制限なしFAとなった。
クロフォードとしては「チームのシステムにフィットするかどうか」を重要視しており、9月中旬にはロサンゼルス・レイカーズやゴールデンステート・ウォリアーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズといった複数のチームが獲得に関心を示していると現地メディアが報じていたものの、9月22日(現地時間21日)の時点で今季の去就は決まっていない。
この日、『The Undefeated』へ掲載された記事の中で、クロフォードはこう語っている。
「どこかのチームとの契約にサインすることはできたと思う。でも僕は自分がすごくフィットできるどこかのチームと契約して、そのチームを手助けできる状況を待っているだけなんだ」。
スコアリングに関するスキルは十分持ち合わせているクロフォード。38歳ながら、自慢のボールハンドリングスキルは健在で、プレータイムさえ得られれば平均2ケタ得点を記録することは可能だろう。
しかし、意中のチームと契約を結ぶまで、クロフォードはこのまま待機している状況になりそうだ。ただ、クロフォードは決して悲観しているわけではない。
「僕としては、世界で最悪な事態だとは思っちゃいない。家族と一緒に過ごすことができているしね。僕は(自分が求めるオファーが来るまで)我慢して、いつでもプレーできる状態をキープするだけさ」。
もしかすると、クロフォードが今季ユニフォームを身にまとうのは、レギュラーシーズンが幕を開けた後に主力が長期離脱してしまったチームへ、即戦力の大ベテランとして加入する時なのかもしれない。
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