2018.10.19
9月30日(現地時間29日)、2018-19 NBAプレシーズンゲームは2日目を迎え、4試合が行われた。ここでは、それぞれの試合を振り返っていこう。
■カワイ・レナードがラプターズデビュー
トロント・ラプターズ 122-104 ポートランド・トレイルブレイザーズ
両チームとも第1クォーターから30点以上を奪うハイスコアの展開の中、抜け出したのはラプターズ。5人が2ケタ得点を奪うバランスの良いオフェンスで、ブレイザーズを破った。ラプターズではベンチスタートのヨナス・バランチュナスがいずれもゲームハイとなる17得点3スティールに7リバウンド、カイル・ラウリーが15得点、カワイ・レナードが12得点3アシストを挙げたほか、2選手が2ケタ得点を奪取。ブレイザーズではベンチスタートのマイヤーズ・レナードがチームトップの14得点、デイミアン・リラードが12得点を挙げるも、その他の選手はいずれも1ケタ得点と低迷。
■NBA vs. CBA
ダラス・マーベリックス 116-63 北京ダックス
中国リーグに所属する北京ダックスを迎えたマーベリックスは、全4クォーターで相手チームの得点を上回るオフェンスを見せつけ、プレシーズン初戦に完勝。マブスではデニス・スミスJr.が16得点6アシスト、新人ルカ・ドンチッチが16得点6リバウンド3ブロックと上々のデビュー。マキシ・クリバーがベンチから3本の長距離砲を含む15得点に8リバウンドをマーク。ダックスではNBAで一昨季まで計113試合に出場した213センチのセンター、ジャスティン・ハミルトンがいずれもゲームハイとなる29得点13リバウンドを残すも、孤軍奮闘に終わった。
試合終了後、現地メディア『ESPN』の取材を受けたドンチッチは「(6リバウンド3ブロックを奪ったことを知って)バスケットをしてきてからというもの、こんな数字を残せたのは久々さ。ここにいることができて僕は本当にハッピーなんだ。最初の試合というのはいつでも少し緊張してしまうものだけど、すべてがうまくいったと思う」とコメント。チームメートのスミスJr.が「彼にとって(今日の試合が)簡単だったとは言わないけど、インパクトを残していたね」と語ったように、ドンチッチはすばらしいデビューを飾ったと言っていいだろう。
■3連覇を目指す王者の初戦
ミネソタ・ティンバーウルブズ 114-110 ゴールデンステート・ウォリアーズ
ジミー・バトラーのトレード騒動で揺れ動くウルブズが2連覇中のウォリアーズに挑んだこの試合。ホームのウォリアーズ相手に点の取り合いを挑み、4点差で白星を手にした。ウルブズではジェフ・ティーグの17得点を皮切りに、デリック・ローズが16得点、新加入のアンソニー・トリバーがベンチから5本の3ポインターをヒットさせて15得点をマーク。さらにカール・アンソニー・タウンズが12得点6リバウンド、アンドリュー・ウィギンズが11得点と続いた。
敗れたウォリアーズでは、ステフィン・カリーが3ポイント5本を沈める活躍でチームトップの21得点4アシスト、クレイ・トンプソンが17得点、ケビン・デュラントが16得点、ドレイモンド・グリーンが8アシストをマークするも、ホームのオラクル・アリーナで勝利を飾ることはできず。
■NBA vs. NBL 第2弾
ユタ・ジャズ 130-72 パース・ワイルドキャッツ
ジョー・イングルズ、ダンテ・エクサムといったオーストラリア出身選手を擁するジャズが、ホームでNBLのワイルドキャッツを迎えた試合は、第1クォーターでほぼ決着がついたと言っていいだろう。ジャズは最初の12分間で44-13とワイルドキャッツから31点の大量リードを奪う。その後も各クォーターで相手チームを上回る得点を残し、ジャズが快勝。スターターで2ケタ得点を挙げたのはルディ・ゴベア(14得点9リバウンド)のみながら、ベンチスタートの新人グレイソン・アレンが5本の3ポインターを含むゲームハイの19得点、アレック・バークスが18得点5リバウンド4アシスト、ジェイ・クラウダーが13得点6リバウンド、トニー・ブラッドリーが12得点9リバウンドと活躍。
ワイルドキャッツではブライス・コットンがチームトップの14得点に5リバウンド3スティールと奮闘したほか、2選手が2ケタ得点を挙げるも、絶好調のジャズを止めることができず大敗。これまでジャズを含む3チームで計23試合に出場してきたコットンだったが、古巣に対して白星を飾ることはできなかった。
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