2018.11.15

バックスの追い上げをしのいだグリズリーズが勝利、渡邊雄太は2試合目の出場を果たす

イースト上位の成績を残すバックス相手にNBA2戦目の登場となった渡邊[写真]=Getty Images
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コンリーとガソルの両輪が計55得点、グリズリーズが今季8勝目を挙げる

 11月15日(現地時間14日)、ミルウォーキー・バックスは、ホームのファイサーブ・フォーラムでメンフィス・グリズリーズと対戦した。

 グリズリーズと2way契約を結ぶ渡邊雄太は、この日アクティブリストに名を連ねており、イースタン・カンファレンス2位(10勝3敗)と好調なバックスとの試合に臨んだ。

 ゲームはマルコム・ブログドンのショットでバックスが先取点を挙げるも、グリズリーズはマルク・ガソルの3ポイント、ジャレン・ジャクソンJr.マイク・コンリーのドライブ、さらにガソルが2本目の3ポイントを沈めて10-2とスタートダッシュに成功。

 バックスはクリス・ミドルトンの3ポイントやヤニス・アデトクンボブルック・ロペスのショットで応戦していくものの、ルーキーのジャクソンJr.がアデトクンボ相手に奮闘。ファウルを誘って3ポイントプレーを決めれば、直後のポゼッションでアデトクンボからスティールを奪い、グリズリーズに良い流れを持ち込む。

 その後もグリズリーズはウェイン・セルデンやマーション・ブルックス、シェルビン・マックといったベンチ陣が加点し、最大13点をリード。29-19で最初の12分間を終える。渡邊は残り3分51秒に登場すると、アーサン・イリヤソバを背後からブロックするなどディフェンスでアピール。第2クォーター序盤、渡邊は3ポイントを放つもミス。リバウンドこそ奪ったものの、約8分に出場して無得点でベンチへ。

終盤にタフショットを沈めるなど26得点をマークしたコンリー[写真]=Getty Images

 ゲームはホームのバックスが徐々に追い上げていくも、流れを一転させる3ポイントがなかなか決まらず。それでも、バックスはアデトクンボとミドルトンが前半だけで計26得点を挙げて追い上げる。前半を終えて48-45とアウェーのグリズリーズが3点をリード。

 第3クォーター。カイル・アンダーソンとジャクソンJr.のショットで7点差としたグリズリーズに対し、バックスはエリック・ブレッドソーやミドルトンが加点していくも、ブレッドソーがファウルトラブルに陥ってしまう。グリズリーズはコンリーやガソルが着実にフリースローを決めて2ケタリードを奪う。

 イリヤソバやアデトクンボ、ミドルトンのショットで点差を詰めていくバックスに対し、グリズリーズはマックが2本、ジャクソンJr.の3ポイントも決まり、バックスとの点差を広げていく。

 しかし、バックスはこのクォーター終盤にブレッドソーのドライブが決まると、ソン・メイカーの豪快なブロックからパット・カナトンの3ポイントで追い上げる。残り12.2秒にブレッドソーがダンクをたたき込み、80-84とバックスが射程圏内に詰め寄って最終クォーターへ。

 第4クォーター。バックスはカナトンとブレッドソーのダンク2連発ですぐさま同点にすると、そこからメイカーの3ポイントでリードを奪い、アデトクンボのダンクもさく裂して形勢逆転。だがグリズリーズもギャレット・テンプルやカイル・アンダーソンが粘り、ガソルのダンクで残り3分53秒で3点リード。

 バックスはマイク・ブーデンホルザーが2度目のテクニカルファウルで退場となる中、グリズリーズはテンプルがフリースロー1本を成功。そしてコンリー、ガソルの3ポイントが飛び出して残り2分7秒に8点差へと広げた。バックスも負けじとミドルトンの3ポイントやアデトクンボの3ポイントプレーで驚異的な追い上げを見せるも、最終スコア116-113でグリズリーズが接戦を制した。

 グリズリーズではガソルが6本の3ポイント成功を含む29得点、コンリーが26得点4アシスト、マックが15得点6リバウンド5アシスト、ジャクソンJr.が13得点、テンプルが11得点。NBA2試合目となった渡邊は、2リバウンド1ブロックをマーク。

 一方のバックスでは、アデトクンボがゲームハイの31得点に9リバウンド4アシスト2ブロック、ミドルトンが25得点、カナトンが16得点、ブレッドソーが15得点6リバウンド7アシスト2スティールを記録した。

ゲームハイの31得点を挙げたものの、グリズリーズのディフェンスに苦しんだアデトクンボ[写真]=Getty Images

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