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12月11日(現地時間10日)、バックコート陣のケガ人続出により、デンバー・ナゲッツはベテランのニック・ヤングと今季終了までの契約を結んだ。
デビュー戦となった15日(同14日)のオクラホマシティ・サンダー戦で、ヤングは約9分間プレー。持ち味である3ポイントを3投中2本沈めて6得点をマークし、109-98と勝利に貢献。
17日(同16日)のトロント・ラプターズ戦では約7分の出場で3ポイント1本を決めて3得点に1リバウンド。この試合ではニコラ・ヨキッチが26得点9リバウンド4アシスト2スティールを挙げる活躍で、ナゲッツが95-86でラプターズに勝利。ナゲッツはここ12戦で10勝と好調をキープしており、20勝9敗でウエスタン・カンファレンス首位に立った。
ヤングが前回コートに立ったのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズの一員としてプレーした昨季のNBAファイナル第4戦以来、約6か月ぶり。ナゲッツ加入直後ではあったものの、ここまでヤングはピンポイントで長距離砲をさく裂させている。
新天地ナゲッツについて、ヤングは地元メディア『The Denver Post』へこう語っている。
「すべてにおいていい感じさ。この先、どんなことが起こるかはわからないけど、このチームにいることができて、僕は恵まれていると思ってる。こんな状況はこれまでのキャリアの中で初めてだよ。(今夏の)フリーエージェンシー解禁から1週間以内で声がかからなかったから、この夏はタフだったけどね。今はもっと子どもたちと一緒にいる時間が欲しいくらいさ」。
ヤングはナゲッツがキャリア通算6チーム目。これまでワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、そしてウォリアーズでプレーし、念願のチャンピオンリングを手に入れた。
ウォリアーズではロールプレーヤーとしてプレーしていたヤングだが、プレーオフを勝ち抜いた経験は何ものにも代えがたいはず。特にナゲッツは若手が多く、30歳以上の選手は共に33歳のポール・ミルサップとヤングのみとなっている。
13年を最後にプレーオフから遠ざかっているナゲッツにとって、6年ぶりの出場を目指すうえでヤングのようなベテランの加入は頼もしい存在に違いない。
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