2019.03.11

大黒柱エンビード復帰のシクサーズ、ペイサーズを下してイースト3位タイへ!

復帰初戦でゲームハイの33得点12リバウンドをマークしたエンビード[写真]=Getty Images
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約1か月ぶりのゲームで両チーム最多の33得点12リバウンドをたたき出す

 イースタン・カンファレンス4位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、オールスターブレイク後の8試合で4勝4敗と苦しんでいた。

 それもそのはず、シクサーズはその8試合でオールスターセンターのジョエル・エンビードを左膝の痛みにより欠いていたからだ。いずれもチームトップとなる平均27.3得点13.5リバウンド1.9ブロックに3.5アシストを記録する万能型ビッグマンの存在は、やはり大きかった。

 大黒柱不在の間、シクサーズは2月にロサンゼルス・クリッパーズとのトレードで加入したトバイアス・ハリスジミー・バトラーベン・シモンズJJ・レディックを軸に4勝4敗でなんとか勝率5割をキープ。

今季途中にシクサーズ入りしたハリス。12試合の出場で平均20.9得点と、チームの期待に応える活躍を見せている[写真]=Getty Images

 そして3月11日(現地時間10日)のインディアナ・ペイサーズ戦で、ようやくエンビードが戦列復帰。約1か月ぶりのゲームとなったが、エンビードは早速ゲームハイの33得点12リバウンドをたたき出し、106-89の快勝へと導いた。

 ブレット・ブラウンHCが「彼はやはりディファレンス・メイカーだ」と絶賛したエンビードの活躍もあり、シクサーズはイースト3位のペイサーズとの今季直接対決の戦績を3勝1敗と勝ち越しに成功。また、この勝利によって、イースト3位タイの42勝25敗へと浮上している。

「俺はこの試合でプレーすべきだと感じていたんだ。俺たちがいい位置にいるということを確かめるためにね」とエンビードが『AP』へ口を開いた。そして「オールスターゲーム後、俺はどこか快適ではないように感じていたんだ。だからいくつか(復帰に向けて)テストをした。そしてすべてが良い結果だったから良かったよ。今の俺はより強じんになったということが分かったんだ」と続けた。

 なお、シクサーズではエンビードのほか、ハリスが16得点8リバウンド4アシスト、シモンズが15得点6アシスト、バトラーが12得点4リバウンド4アシスト、レディックが9得点、マイク・スコットが8得点6リバウンド2スティールを挙げて勝利に貢献。

 一方のペイサーズは、ボーヤン・ボグダノビッチが18得点を残すも、そのほかに2ケタ得点を奪ったのはダレン・コリソン(14得点)とダグ・マクダーモット(10得点)のみ。この日はショット全般の調子が悪く、ここ7試合で5敗目を喫した。

エンビードは多彩なテクニックを駆使してペイサーズのディフェンスを切り崩した[写真]=Getty Images

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