2019.05.23

ジュワン・ハワードがミシガン大のHC就任へ 「選手たちが成長していけるように尽力する」

現役引退後はヒートのACを勤めていたハワード[写真]=Getty Images
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かつて全米が注目した選手が、今度は母校のコーチとして話題を集める

 5月23日(現地時間22日)、今シーズンまでマイアミ・ヒートのアシスタントコーチを勤めていたジュワン・ハワード氏が、ミシガン大学の男子バスケットボールと5年契約を結び、ヘッドコーチに就任することを『ESPN』が報じた。

 彼はかつて同校の主力選手として、また「ファブ・ファイブ(驚異的な5人)」の一員として活躍し、2年連続NCAAトーナメントに進出するなど、全米から大きな注目を得ていた。プロ入りを果たしたあとは2012年と2013年にヒートにて連覇を経験し(13年プレーオフはロースターに入れず)、現役を引退。その後は同チームのアシスタントコーチとして、選手育成とディフェンスコーディネーターも務め、直近3年はヒートのディフェンスをリーグトップ10にまで引き上げた。

 ハワードはミシガン大のHC就任に際し、「ミシガンの人間として、ミシガンの歴史を作り上げる機会に恵まれたことに感謝する。我々は若い選手たちがコートで成長していけるよう尽力し、学内やコミュニティといったファンの方々からも、誇りとされる存在であり続けられるように最善を尽くす」と力強く意思を表明した。

 ヒートの球団社長であるパット・ライリーも、「私もジュワンと彼の家族にとって嬉しいことだと思う。そしてミシガン大のコーチになれるチャンスを得たというのは、まさしく彼にふさわしいことだ」とコメントした。

 現在、現地アメリカでは、かつて一斉を風靡したハワードが母校にヘッドコーチとして戻るとして、非常に大きな話題となっている。今後彼が大学バスケ界にてどのような活躍をしてくれるのか、多くの人たちが注目しているに違いない。