2019.07.13
先日初来日を果たしたシャーロット・ホーネッツのケンバ・ウォーカーは、今夏注目のフリーエージェント(FA)の1人。
キャリア8シーズン目となった今季、チームはプレーオフを3年連続で逃したものの、ケンバ自身はキャリアハイとなる平均25.6得点に4.4リバウンド5.9アシスト1.2スティールをマークし、オールスターには3年連続で選ばれており、オールNBAサードチームにも選出された。
29歳のスコアリングガード、ケンバに対して、複数のチームが獲得に関心を示しているのだが、『ESPN』によると、ロサンゼルス・レイカーズ、ニューヨーク・ニックス、ダラス・マーベリックスが最も有力な獲得候補だという。
ケンバは今季、オールNBAチームに選ばれたことで、ホーネッツと今夏5年で最大2億2,100万ドル(約238億6,800万円)というスーパーマックス契約を結ぶことができる。
だが、7月1日(現地時間6月30日)に幕を開けるFA戦線で他チームと契約する場合、その契約総額は4年1億4,000万ドル(約151億2,000万円)あたりが限度になってしまうという。
14日(同13日)からシャーロットにあるアードリー・ケル高校で、ケンバは小学1年生から高校4年生までを対象としたバスケットボールのプロキャンプを2日間かけて行っているのだが、複数の現地メディアへ「僕はそれ(スーパーマックス額)より少ない金額になると思う」とコメント。
「今の時点では本当にどうなるか分からないね。前にも言ったように、シャーロットが最優先。(ホーネッツが)オファーするのと同様に、他チームのオファーにも耳を傾けるつもり」とケンバ。ミッチ・カプチャックGMはケンバと再契約するべく「できるかぎりすべてを尽くす」と話しており、どのような交渉が行われるか注目である。
ケンバ自身としては、「僕は8年間ここにいた。このチームは僕をドラフト指名してくれたんだ。だから、このチームとの再契約が自分の最優先なんだ。サインするかは分からないけど、このチームが最優先に変わりはないよ」と語っていた。
ホーネッツは3年連続でプレーオフから遠のいている。来日時に来季について聞かれたケンバは真っ先に「プレーオフに出場すること」と口にしていたことから、フロントがプレーオフに進出できる戦力を整えることが、ケンバを残留させる大きなポイントになりそうだ。
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