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今オフシーズンにゴールデンステイト・ウォリアーズからメンフィス・グリズリーズへトレードされたアンドレ・イグダーラ。ウォリアーズの5年連続のNBAファイナル進出と3回の優勝に貢献し、2015年にはファイナルMVPに輝いた。持ち前の守備を活かして数々のエースたちとマッチアップしてきた姿を、多くのファンたちは目にしてきたことだろう。
現在はチームに合流してほしいと望んでいたグリズリーズ側と、それを受け入れなかったイグダーラとの間で、シーズン前のトレーニングキャンプには参加しない方向で話がまとまり、今シーズンは1試合も出場をしていない。若い選手が多いグリズリーズとしてはイグダーラを彼らのメンターに据えるか、もしくはトレードで見返りを得たいところだが、来年1月で36歳になる彼の契約額は1719万ドル(約18億3933万円)。現行契約が今季のみであるが、高齢で契約額が高額であることを考えると、なかなかトレードで獲得に踏み切るチームは現れないかもしれない。
『The Athletic』のデイビッド・オルドリッジ記者によれば、ある球団のエグゼクティブは、自身4つ目のチャンピオンリングを欲しているだろうイグダーラにとって、ロサンゼルス・レイカーズが彼に優勝のためのベストコンビネーションと、その役割を与えるだろうと考えているという。11月7日(現地時間6日)の時点で6勝1敗と好スタートを切っているレイカーズには、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビス、ダニー・グリーンやドワイト・ハワードなどのメンバーがそろっている。しかしロサンゼルス・クリッパーズとの開幕戦でカワイ・レナードをなかなか止められなかったことを考えれば、イグダーラのようなスコアラーとマッチアップできる守備力と安定感のあるウイングが優勝のためには必須条件だろう。
グリズリーズ側としては時間をかけてトレード先を模索していきながらも、今後イグダーラをどうするか折り合いをつける必要はある。最終的にはバイアウトが濃厚ではないかと開幕前からささやかれているが、果たして結末はどうなるのだろうか。
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