2019.12.27

股関節の痛みに悩まされるレブロン…球団関係者は離脱とリハビリを促す

まもなく35歳になるレブロンの肉体は悲鳴を上げている[写真]=Getty Images
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ケガに悩まされるレブロン

 今シーズン、球団史において歴史的な戦績を残し、ここまでロサンゼルス・レイカーズをけん引してきたレブロン・ジェームズ。12月31日(現地時間30日)で35歳になるが、依然として高い競技レベルを保持し、勝負所での3ポイントシュートやハイライトに残るスラムダンクを叩き込むなど、衰えを感じさせないパフォーマンスを披露してきた。

 だが、12月に突入してロード戦や強豪球団との試合が多くなると、チームは序盤の好調な波を維持することが難しくなり、26日(同25日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズとのクリスマスゲームに敗れて4連敗を記録。また、この試合の前に胸筋と股関節の痛みで欠場する可能性があるとされていたレブロンは、コートに立つものの試合中にクリッパーズのパトリック・ビバリーの膝が彼の足の付け根に直撃し、コートに倒れこんで痛みに表情を歪めていた。

 それでも、この日約39分の出場を果たしながら23得点9リバウンド10アシストをマークし、終盤には3ポイントを決めるなど、痛みを抱えながらギアを上げてきた。「健康体で試合に挑めると感じていたよ。でもビバリーの膝が直撃して、5日前の状態になってしまった」と、『ESPN』のインタビューに応えている。試合に臨めるようにコンディションを整えてきたレブロンだったが、この試合で股関節を再び痛めたことで、レイカーズ関係者は完全回復のために早々に欠場し、リハビリに取り組むように彼に勧めているそうだ。なお昨季のクリスマスゲームでは左股関節を、今季は右股関節を負傷しているという。

 プレーオフ進出と悲願の優勝に向けて、レブロンの存在は決して欠かせない。だがどんなに年齢を超越したプレーをしていても、ケガに関しては早急な対処が必要だ。27日(同26日)の時点で24勝7敗と十分な貯金があることを踏まえれば、ポストシーズンを見据えてレブロンを休ませることが重要になるに違いない。

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