2020.12.20
昨年12月30日(現地時間29日)のサクラメント・キングス戦で、キャリア初のスターターを務めたマイケル・ポーターJr.(デンバー・ナゲッツ)は、フィールドゴール10投中8本(うち3ポイントは3投中1本)を沈めてキャリアハイの計19得点を奪う活躍を見せた。
するとその2試合後の1月3日(同2日)に行われたインディアナ・ペイサーズ戦。ポーターJr.はベンチスタートながら12本のショットのうち、なんと11本(うち3ポイントは3投中2本)も放り込み、25得点を挙げてキャリアハイをあっさりと更新。
ルーキーの活躍もあり、ナゲッツはアウェーのペイサーズ戦を124-116で勝利。ウェスタン・カンファレンス2位のナゲッツは、ここ10戦で8勝2敗という好成績を残している。
2018年のドラフト1巡目14位指名のポーターJr.は、ケガのため昨季を全休。今季NBAデビューを果たしたのだが、初戦で15得点を挙げたものの、そこからは無得点の試合もあるなど、1ケタ得点が続いていた。
だが徐々にNBAの水に慣れてきた208センチ97キロのフォワードは、ここ3試合で計51得点と、存在感を見せている。
「最高だったね。僕は何本かショットを決めることができたし、これまで見せてきたムーブもできたから、すごくいい感じだった」とポーターJr.はペイサーズ戦を振り返る。
この日のパフォーマンスに、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)も「きわめて明るい未来を垣間見ることができた。(ロッカールームで)彼は初めてウォーター・セレブレーションを受けていたよ。今日はベンチにいた全員が彼の活躍を喜んでいた」と目を細めた。
恵まれたサイズに身体能力を兼備したポーターJr.はまだ21歳。滞空時間の長いジャンプからダブルクラッチ気味にショットを沈め、ミドルレンジから大きなストライド(歩幅)でステップを踏み、3ポイントを放り込むルーキーのプレーは、大きなインパクトを与えたと言っていい。
選手層の厚いナゲッツだが、ポーターJr.の台頭によって、その戦力は脅威を増すことだろう。
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