2020.05.13

KDのマネジャー「彼がベイエリアで過ごした経験は信じられないものだと感じている」

デュラントは2017年に自身初優勝とファイナルMVPを手にした[写真]=Getty Images
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「彼はプレーしたかった場所、組織へと向かったんだ。一緒にプレーしたがっていた選手とね。彼は彼の道を選択したんだ」とリッチ・クレイマンが言及

 5月12日(現地時間11日、日付は以下同)。現地メディア『The Athletic』のポッドキャスト“Tampering”に、KDことケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)のマネジャーを務めるリッチ・クレイマンが出演した。

 昨夏にプレーヤーオプションを破棄し、サイン&トレードでゴールデンステイト・ウォリアーズからネッツへと移籍したデュラントだが、クレイマンは「彼があの決断を後悔したりはしていない」と発言し、こう続けていた。

「彼がベイエリアで過ごした経験は、信じられないものだと感じている。NBAファイナルへ3度進出し、2度のファイナルMVPを獲得したんだ。あそこで彼は人生においてかけがえのない関係を構築したんだ。すばらしい友人ももつことができた。すばらしい状況だったのさ」。

 2016年夏にウォリアーズへ加入したデュラントは、ステフィン・カリークレイ・トンプソンドレイモンド・グリーンらと共にチームのコアメンバーを形成。前シーズンにNBA新記録の73勝9敗を挙げながら、ファイナルでクリーブランド・キャバリアーズに3勝1敗からまさかの3連敗で連覇を逃したチームの新たな武器となり、ウォリアーズをアンストッパブルなチームへと押し上げた。

 デュラントは17、18年のファイナルでいずれもチームトップの得点をたたき出して2年連続のファイナルMVPに輝いた。昨季のファイナルはケガのため不完全燃焼に終わってしまったものの、ファイナル進出に貢献したことは事実。そして昨夏に下した決断について、クレイマンはこう話している。

「彼はプレーしたかった場所、組織へと向かったんだ。一緒にプレーしたがっていた選手(カイリー・アービングディアンドレ・ジョーダン)とね。彼は彼の道を選択したんだ」。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、レギュラーシーズンが中断してから約2か月。アダム・シルバー コミッショナーはシーズン再開に関する決断を下すまで、2~4週間を目指していると『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じていることから、早ければ今月中に詳細が明らかになるだろう。

 デュラントが今季中に復帰するかどうかは不透明だが、キャリアの新たなチャプターへと進んだこの男が再びコートに立ち、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、大いに期待したいところだ。

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