Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
5月18日(現地時間17日、日付は以下同)に配信された第9、10話をもって、シカゴ・ブルズが最後に優勝した1997-98シーズンの追跡ドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』は終わりを迎えた。
ブルズは同シーズン終了後、フィル・ジャクソンHC(ヘッドコーチ)が退任したことを皮切りに、マイケル・ジョーダンが2度目の現役引退、スコッティ・ピペンはヒューストン・ロケッツ、スティーブ・カーがサンアントニオ・スパーズ、ルーク・ロングリー(いずれも元ブルズほか)はフェニックス・サンズへとそれぞれトレードになるなど、優勝メンバーの大半が退団。
翌98-99シーズン。ブルズはトニー・クーコッチやロン・ハーパー(共に元ブルズほか)、ブレント・バリー(元シアトル・スーパーソニックスほか)を中心に戦うも、イースタン・カンファレンス最下位の13勝37敗(ロックアウトのため50試合のみ)へと沈んだ。
1990年代に6度の優勝を飾ったブルズは、2004-05シーズンにプレーオフへ返り咲くまで7年間も要した。
だがブルズは、もっと早くにプレーオフの舞台に舞い戻ることができていたかもしれない。ジョーダンの“ザ・ラストショット”で完璧なエンディングを迎えた直後のドラフトで、ブルズから1巡目28位で指名されたコーリー・ベンジャミン(元ブルズほか)は19日に『HoopsHype』へ掲載されたインタビューの中で、トレイシー・マグレディ(元オーランド・マジックほか)、ジャーメイン・オニール(元インディアナ・ペイサーズほか)といった将来のオールスター常連選手を獲得できた可能性があったことを明かしている。
「僕のエージェントはアーン・テレムで、彼はたくさんのスタープレーヤーたちの代理人も務めていた。だからブルズはフリーエージェント(FA)たちとサインしようとしていたんだ。そこで僕は、トレイシー・マグレディ、ジャーメイン・オニール、ティム・トーマス(元ミルウォーキー・バックスほか)をこのチームに加入してもらおうともてなしたんだ。彼らとのミーティングの場には僕も一緒でね。彼らのエージェントはアーンだったから。で、ジェリー・クラウス(当時のゼネラルマネジャー)から『もし君が彼らと契約させることができたら、君と新たに契約してあげよう』と言われたのを覚えてる」。
ベンジャミンがブルズに在籍したのは98-99シーズンから00-01シーズンまで。そのため、マグレディはトロント・ラプターズ、オニールはポートランド・トレイルブレイザーズ、トーマスはバックスに在籍していた頃であり、マグレディとオニールはブレイク前の時点だった。
マグレディは00年夏にFAとなってマジックと契約してブレイク、オニールは00年夏にトレードでペイサーズへ移籍後にオールスター選手へと成長していっただけに、高額契約を与えることに戸惑っていたのかもしれない。だがブルズは00年夏にFAとなったティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)の獲得も狙っていたとベンジャミンは言う。
「ティム・ダンカンが(交渉のために)ここへ来たかは覚えてないけど、ブルズがダンカンを欲しがっていたことは知ってる。でもこのチームは他のチームがオファーしたような金額をオファーすることはなかった。トレイシーとジャーメインが『あのチームはタダ同然の金額でオファーしてきたぞ』と言ってたのを覚えてるよ。彼ら(ブルズのフロント)はマックス契約を提示することはなく、少額の契約で獲得しようとしたんだ」。
リーグ史に名を残すビッグマン(ダンカン)はマジックとも交渉したものの、兄貴分のデイビッド・ロビンソン(元スパーズ)が引き留めたこともあってスパーズに残留。オニールやトーマスが加入していれば、ブルズはプレーオフにもっと早く出場できたかもしれないが、その保障はどこにもない。
ただし、マグレディについてはマックス契約を提示していれば獲得できていたかもしれない。というのも、ブルズは1997年のドラフト当日に、ブルズがピペンとマグレディを絡めたトレードをしようとしていたことを、2016年にマグレディが『ESPN』へ明かしており、クラウスGMが狙っていたことは明白だからだ。
だが実際はマックス契約を提示せず、“近い将来のオールスター選手たち”を獲得することはなく、プレーオフまで7年の月日を要した。
ちなみに、ベンジャミンはブルズとアトランタ・ホークスで計4シーズンプレー。198センチのコンボガードは計153試合(うち先発は16試合)に出場して平均14.3分5.5得点1.7リバウンド0.9アシストを残し、NBAから退いている。
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