2020.08.10

シクサーズの大黒柱ジョエル・エンビードが左足首を負傷、シモンズに続いて戦線離脱か

左足首を負傷したエンビード[写真]=Getty Images
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シクサーズは2枚看板不在の中、リチャードソンを中心に接戦に持ち込むも惜敗

 8月10日(現地時間9日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズポートランド・トレイルブレイザーズとのシーディングゲームに挑み、121-124で惜敗した。

 試合はブレイザーズのデイミアン・リラードが9日のロサンゼルス・クリッパーズ戦の終盤に逆転を狙ったフリースローを2本ともミスして敗れたことで見事なバウンスバック(挽回)。

 リラードはフリースロー成功率93.8パーセント(15/16)を含む51得点に7アシスト2スティールの大暴れ。さらにカーメロ・アンソニーが20得点7リバウンド、CJ・マッカラムが16得点7リバウンド4アシスト、ユスフ・ヌルキッチが15得点3ブロック、マリオ・ヘゾニャが12得点と続いた。

 敗れたシクサーズは、ジョエル・エンビードが第1クォーター中盤に左足首を負傷するアクシデントに見舞われる中、ブレイザーズとの点の取り合いに応じ、試合残り13.0秒にアル・ホーフォードの3ポイントで1点差まで詰め寄る奮闘を見せるも勝利に届かず。

 エンビードは後半にベンチへ戻ってきたものの、コートには戻らず。現時点でどれだけ欠場するかは不透明。ただ、シクサーズはすでにベン・シモンズが左膝の膝蓋骨を亜脱臼したため無期限の戦線離脱となっており、エンビードまで不在となるとプレーオフを勝ち上がることは厳しい。

 もっとも、ブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)が「選手たちは戦い抜いてくれた。このグループが見せた気力はすばらしいものだったと思う。多くの選手がコートに立ち、気力と情熱を持ってプレーしていたことを誇りに思う」と話したように、シクサーズの選手たちが最後まで奮戦していたことは今後に向けて好材料と言えるだろう。

 この試合ではジョシュ・リチャードソンが6本の3ポイント成功を含む34得点に5リバウンド6アシスト、アレック・バークスが20得点、トバイアス・ハリスが16得点7リバウンド、ホーフォードが15得点6リバウンド5アシスト、シェイク・ミルトンが11得点をマーク。

 エンビードの進捗状況にもよるが、シクサーズはオールスターデュオを欠いたままプレーオフを迎える可能性もあるが、ホーフォード、ハリス、リチャードソンらを中心に、既存戦力でどこまで戦えるのか。注目していきたい。

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