2021.02.03
1月28日(現地時間27日)、トロント・ラプターズはミルウォーキー・バックスと対戦。第1クォーターからラプターズのカイル・ラウリーの3ポイントシュート、バックスのクリス・ミドルトンの3ポイントなど、序盤から両チームが得点を奪い合う展開に。そうしたなかで、同クォーター残り2分50秒、タイムアウト後にパスカル・シアカムとの交代で渡邊雄太はコートに立った。
渡邊は同クォーター残り47.0秒の場面、ノーマン・パウエルへピックをかけて彼が左ドライブを仕掛けると右ウイングへとポップアウトし、パスを受け取ってそのまま3ポイントをヒット。続く第2クォーターでも、ヤニス・アデトクンボがペイント内へ侵入した際は、左コーナーのチェックを怠らずにヘルプディフェンスの準備を行った。またラウリーがターンオーバーを犯してしまった時もいち早くバックコートへと戻り、バックスのトランジションをケアした。
さらに、アデトクンボがドライビングレイアップを仕掛けた際にはブロックショットを狙う場面も。彼がアウトサイドへキックアウトをすれば、すぐさまコーナーへ走ってブルック・ロペスの3ポイントをチェックし、シュートチャンスを奪うことに成功。要所でリバウンドを拾いつつ、パット・コノートンのオフェンスチャージングで倒れ込んだラウリーに手を指し伸ばすなど、ラプターズのケミストリーに溶け込んでいる様子もうかがわせた。
迎えた後半、渡邊は第3クォーター残り3分33秒にラウリーとの交代で再びコートへ戻り、そのまま第4クォーターも出場。接戦の中でマークマンをスイッチした渡邊は、左ウイングでアデトクンボと緊張の1対1の局面に。腕を広げて腰を深く落とし、ロックダウンディフェンスの構えを取ると、左ドライブからスピンをしたアデトクンボにタフショットを打たせた。結果的にレイアップは外れ、ディフェンスは見事に成功した。
またオフェンスではパウエルとピックアンドロールを行い、柔らかなシュートタッチでショットをヒット。その後も味方へ果敢にスクリーンをセットし、ディフェンスのローテーションを崩さなかった渡邊は、最終的に13分53秒の出場時間で5得点とキャリアハイに並ぶ7リバウンドをマークした。試合は終盤まで両者譲らない展開となったが、ドリュー・ホリデーのレイアップとミドルトンのフリースローで突き放され、108-115でラプターズは敗れた。
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