2021.02.20

オールスターの先発入りを逃したリラード「驚くことも、動転することもなかった」

オールスターのスターター入りを逃したリラード[写真]=Getty Images
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ドンチッチとタイスコアで並ぶも、ファン投票結果が決め手となって落選

 2月19日(現地時間18日、日付は以下同)。NBAは3月8日に行なわれるオールスターゲームのキャプテンならびにスターター枠に入った10選手を発表した。

 イースタン・カンファレンスではブルックリン・ネッツのケビン・デュラントがファン投票トップとなり、キャプテンに就任。そのほか、フロントコートではジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、バックコートではブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)とカイリー・アービング(ネッツ)が選出。

 ウェスタン・カンファレンスではロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズがキャプテンに就任し、フロントコートではニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)とカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)、バックコートではステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が選ばれた。

 オールスターのスターターは、ファン投票が50パーセント、プレーヤー投票とメディア投票がそれぞれ25パーセントの割合で各選手のスコアが決まるのだが、ドンチッチとデイミアン・リラードポートランド・トレイルブレイザーズ)が2.5で並ぶことに。

 ドンチッチはファン投票で2位、プレーヤーとメディア投票でそれぞれ3位。リラードはファン投票こそ3位ながら、プレーヤーとメディア投票でそれぞれ2位に入ったものの、ファン投票の順位が決め手となり、ドンチッチがスターター入りを飾った。

 この結果を受けて、シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は『TNT』の番組内で「彼はこの世界でトップ5に入るバスケットボールプレーヤーだ…俺には意味が分からないな」とリラードのスターター落選について率直な意見を口にしていた。

 マブスをけん引するドンチッチは今季平均29.1得点8.6リバウンド9.4アシストと平均トリプルダブル級の成績を残しており、リラードも平均29.8得点4.4リバウンド7.7アシストと見事な成績を残している。

 さらに、リラードはCJ・マッカラムユスフ・ヌルキッチという先発2選手がケガのため戦線離脱後、平均35.6得点8.6アシストとさらに調子を上げており、チームを9勝5敗という好成績へと導いていたやさきのことだったため、さまざまなリアクションがあったことは言うまでもない。

 では、リラード自身はスターター落選についてどう感じていたのか。『Bleacher Report』はリラードがこう話していたと報じている。

「若い頃なら、(オールスターのスターター選出について)もっと神経を注いでいた。それは間違いなく快挙であり、俺がこれまで達成していなかったことだからね。でも正直、今の俺は驚くこともなかったし、動転することもなかった」。

 昨季まで5度のオールスター選出を誇るリラードだが、いずれもリザーブ選出。結果として今季初のスターター入りするチャンスを逃したとはいえ、今季の活躍を見れば、24日にヘッドコーチ投票によって発表されるリザーブメンバーにリラードが選ばれることはほぼ確実だろう。

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