2021.05.22
4月15日(現地時間14日、日付は以下同)に行なわれたダラス・マーベリックスとメンフィス・グリズリーズによる一戦は、試合時間残り1.8秒を残してグリズリーズが2点をリードしていた。
ところが、マブスはルカ・ドンチッチが左エルボーでボールを受け取ると、そこから2人のディフェンダーの間をすり抜け、オフバランスの状態からすくい上げるようにしてショットを放つと、これが見事に決まり、マブスが劇的な形で114-113と見事な逆転勝ち。
チームに貴重な1勝をもたらした3ポイントを沈めたドンチッチは、両腕を高らかにあげて笑顔を見せていたものの、「あれが入った時は僕も本当に驚いた」と試合後に明かし、「ちょっとラッキー」だったと振り返っていた。
そしてドンチッチは「決まることもあるし、ミスすることだってある」と切り出し、「あのショットは自分が打たなきゃいけない。それが最も大事な部分だと思う。ああいう場面でチームが僕を信頼してくれているんだから、これからも打ち続けていくよ」と自信を見せた。
マブスではドンチッチがゲームハイの29得点に5リバウンド9アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが21得点、ドワイト・パウエルが12得点8リバウンド、ティム・ハーダウェイJr.が11得点、JJ・レディックが9得点、ジェイレン・ブランソンが8得点8リバウンド9アシストを記録。
グリズリーズではグレイソン・アレンが23得点、ヨナス・ヴァランチュナスが19得点15リバウンド、ジャ・モラントが17得点、ディロン・ブルックスが15得点を残すも惜敗。
モラントは「僕らは残り1.8秒までいいプレーをしていた。自分たちにできることはタフショットに仕向けること。で、ルカはタフショットを決めたんだ。自分たちのプレーがどうだったかについて落ち込むことなんてない」と語っていたものの、し烈なシード順争いをしているグリズリーズにとっては痛い敗戦となった。
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