2021.05.22

OTで競り勝ったグリズリーズが悲願のプレーオフへ…モラントが大一番で35得点

35得点を挙げ、エースとしての役割を全うしたモラント(左)[写真]=Getty Images
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 5月22日(現地時間21日)、西地区9位のメンフィス・グリズリーズはプレーイントーナメントで同8位のゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した。

 西地区第8シードを懸けたプレーイントーナメント最終戦。グリズリーズは立ち上がりからジャ・モラントを中心に内外から攻め、12-0のランに成功。その後はウォリアーズのステフィン・カリーによる多彩な攻撃に苦しみながらも、30-29となんとかリードしたまま第1クォーターを終える。

 第2クォーターは立ち上がりからが一気に攻めて、グリズリーズが流れを引き込む。中盤にはグレイソン・アレンの3ポイントシュートで2ケタのリードを獲得し、優位を維持したまま62-49と大きく突き放して試合を折り返す。

 13点のリードを得て迎えた後半。しかし、第3クォーターは再びカリーを止めきれず、78-73と点差を縮められてしまう。さらに第4クォーターでは、カリーやジョーダン・プールも外角からのシュートなどでウォリアーズの猛追を許すことに。終盤にはモラントの得点で再び点差を広げる場面もあったが、残り33秒にアンドリュー・ウィギンスの得点で99-99と同点に追いつかれ、試合はオーバータイムまでもつれ込むことに。

 勝負の5分間では、両チームとも慎重なオフェンスを繰り広げる。つかず離れずの展開の中、114-112とグリズリーズがリードして迎えた終盤、グリズリーズのデズモンド・ベインが鋭いドライブインからダンクをたたき込み、バスケットカウントを獲得。さらに得たフリースローをきっちりと沈めて5点差とし、タイムアップ。117-112でグリズリーズが白熱の一戦を制し、プレーオフへの最後の切符を掴んだ。

 グリズリーズがモラントが35得点と大一番でエースとしての役割を果たした。そのほか、5選手が2ケタ得点をマークし、バランスよくオフェンスに絡んだ。対するウォリアーズは、カリーが39得点、ウィギンスが22得点10リバウンド、プールが19得点を記録したものの、プレーオフ進出まであと一歩届かなかった。

■試合結果
メンフィス・グリズリーズ 117-112 ゴールデンステイト・ウォリアーズ
MEM|30|32|16|21|18|=117
GSW|29|20|24|26|13|=112

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