2021.04.28
4月16日(現地時間15日、日付は以下同)。不整脈の悪化により、ラマーカス・オルドリッジ(ブルックリン・ネッツ)は自身のツイッターで現役引退を発表。その後、35歳のビッグマンは「タフな日だけど、ソーシャルメディアと個人的に手を差し伸べてくれた人たちからの愛に感謝している」と綴った。
キャリア15シーズンのうち、オルドリッジが最初の9シーズンを過ごしたポートランド・トレイルブレイザーズは、テリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)と主砲デイミアン・リラードのコメントを掲載。
「彼は目を見張るほどのすばらしいキャリアを送ってきた。5回、6回、それとも7回か、彼がオールスターにどれほど多く選ばれたか(実際は7回)私には分からない。ポートランドとサンアントニオ(スパーズ)という勝利を重ねるチームの一部を担っていた。私にとって、2、3年目はこのチームですばらしい成果を残すことができた。それは彼が見事な貢献をしてくれたからだ。すでにこのチームは良いチームであり、先発陣は互いに見事なプレーをしていたが、彼はそのチームの基盤だった。デイムは当時まだ若く、我々はラマーカスに多くの面で頼っていた」(ストッツHC)
「(オルドリッジは)ポートランドでプレーした偉大な選手たちの1人。彼がキャリアのピークにある時に俺は入団し、彼はベストを尽くしていた。彼が在籍していた期間に、俺は選手として成長することができ、オールスターに2回選ばれることができたんだ」(リラード)
リラードは16日に『ESPN』の番組へ出演し、3シーズンを共に戦ってきた戦友の引退にショックを受けながらも、「ブレイザーズは背番号12を永久欠番にする時だ。彼はトレイルブレイザーズのユニフォームを身にまとい、すばらしいキャリアを送ってきた」と話していた。
オルドリッジが将来殿堂入りするかどうかは別として、ブレイザーズの永久欠番入りするには十分値するだろう。通算5434リバウンドはフランチャイズ史上1位、1万2562得点は同3位、658ブロックと2万2972分はいずれも同4位、出場試合数(648)で同5位と、フランチャイズ史上有数の成績を残してきた。
また、5度出場したプレーオフでは平均22.1得点8.8リバウンド1.8ブロックを残しており、リラードらと共にブレイザーズをプレーオフチームへと押し上げた実績が光る。オルドリッジが着用していた12番がチーム史上12人目の永久欠番になることは濃厚と言っていいはずだ。
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