2021.04.24

来季の契約がプレーヤーオプションのクリス・ポール「何よりもまず、ここが大好きだ」

サンズのリーダーとして活躍を続けるポール[写真]=Getty Images
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 キャリア16年目となった今季、クリス・ポールは通算5チーム目となるフェニックス・サンズでプレーしており、チームは4月24日(現地時間23日、日付は以下同)終了時点でウェスタン・カンファレンス2位の42勝17敗という好位置にいる。

 ウェスト6位のポートランド・トレイルブレイザーズ(32勝26敗)とは9.5ゲームも離れていることから、サンズは2010年以来、11年ぶりのプレーオフ返り咲きが確実視されており、ポールはMVP候補にも浮上している。

 今季はここまで58試合の出場で平均31.7分16.0得点4.7リバウンド8.8アシスト1.4スティールを残しており、35歳ながら依然としてリーグ有数の司令塔ぶりを見事に発揮。2年連続でオールスターのリザーブ入りも果たした。

 レギュラーシーズンも終盤に差し掛かっているなか、24日に『The Athletic』へ掲載された記事の中でポールは「何よりもまず、僕はここが大好きなんだ。僕にはあとどれくらいプレーする力が残っているかは分からないけど、今はすごくいい感じさ」と口にしていた。

 ポールは来季の契約(約4421万ドル/約47億3047万円)がプレーヤーオプションとなっており、今季終了後にこれを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を保持している。だが現時点ではサンズでプレーすることを好んでおり、シーズン中ということもあって今夏の去就については明言を避けた。

「真面目な話、この夏については全く分からないね。どのチームにキャップスペースがあるのかも知らないんだ。僕はプレーしていくだけ。プレーすることにフォーカスしているんだ」と今後の去就についてコメントしている。

 ウェストは1位のユタ・ジャズ、2位のサンズ、3位のロサンゼルス・クリッパーズが2.5ゲーム差以内でひしめき合っており、シーズン終了までにシード順が入れ替わる可能性も十分あるだけに、サンズを率いるリーダーとしてポールがどのようにしてプレーオフへとギアを上げていくのかは興味深い。

 サンズではポールを筆頭に、ジェイ・クラウダーやダリオ・シャリッチ、トーリー・クレッグといった選手たちがプレーオフ出場経験を持つものの、デビン・ブッカーディアンドレ・エイトンミケル・ブリッジズキャメロン・ジョンソンといった若手は未経験なため、ポールのリーダーシップはサンズにとって今後さらに重要な要素となってくるに違いない。

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