2021.04.15
「私はね。ジャンプショットを我慢せずにアグレッシブに行くマイケルが大好きなんだ。彼のジャンパーが優れていて、どれだけ効果的なのかは知っている。でも彼がバスケットへとアタックするのは見ていて本当に楽しいんだ」。
デンバー・ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)が「マイケル」と口にしたのは、2年目のフォワード、マイケル・ポーターJr.のこと。ナゲッツはジャマール・マレーがケガのため今季絶望となるも、そこから6勝1敗という好成績を残している。
その7試合でポーターJr.は平均25.7得点6.4リバウンドを残しており、フィールドゴール59.1パーセント、3ポイント54.4パーセント(平均4.4本成功)と絶好調。4月27日(現地時間26日、日付は以下同)に行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦でもゲームハイの31得点をたたき出し、120-96の勝利に大きく貢献。
ナゲッツではポーターJr.のほか、ニコラ・ヨキッチが24得点15リバウンド5アシスト2スティール、アーロン・ゴードンが15得点、ポール・ミルサップが12得点、PJ・ドジアーが9得点を残した。
グリズリーズのジャ・モラントには27得点6アシストを奪われたものの、ナゲッツは相手の3ポイントを12.5パーセント(4/32)に抑え込む好守を披露。「ディフェンシブないい夜だったね」とヨキッチもディフェンスに自信を見せていた。
この日先発ポイントガードとして7得点7アシスト2スティールを残したファクンド・カンパッソは、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)といった選手たちをガードするという大役を務めており、この日は昨季の新人王モラントのガードをこなした。
「ほんの2年前、僕はテレビで数多くのスター選手たちを観ていた。そして今は彼らをガードしている。楽しんでいるよ。彼らとやり合おうとしつつ、スマートにプレーしてこのチームを助けようとしているんだ」と話し、充実したルーキーシーズンを送っていることを明かしている。
マレー、ウィル・バートン、モンテ・モリスというバックコートの主力をケガで欠くナゲッツだが、チーム全体でカバーして勝利をモノにしており、依然としてリーグ有数の戦力を有していると言えるだろう。
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