2021.07.14
5月15日(現地時間14日、日付は以下同)にワシントン・ウィザーズがクリーブランド・キャバリアーズを下したことで、シカゴ・ブルズのプレーイン・トーナメント進出への道が絶たれた。
ブルズはシーズン途中にオールスターのニコラ・ブーチェビッチらを獲得し、戦力増強に成功したものの、3月中旬から6連敗。さらに4月中旬に5連敗、下旬にも4連敗と黒星先行。5月に3連勝と粘りを見せたものの、4年ぶりのプレーオフ返り咲きはならず。
今季オールスターに初選出され、キャリアハイの平均27.4得点5.0リバウンド4.9アシストに3ポイント41.9パーセント(平均3.4本成功)と、自己最高のシーズンを送ったザック・ラヴィーンは、ブルズのフランチャイズ史上初となる1シーズン200本の3ポイント成功を達成したものの、キャリア初のポストシーズンは来季以降にお預けとなった。
「僕らには本当に、本当に少ないチャンスしかない。だから(プレーイン参戦へ向けて)自分たちを追い込んでいる」と話していたラヴィーンだったが、12日のブルックリン・ネッツ戦に敗れた後に悔しい思いを吐露している。
「シーズンを通じて、僕らは自分たちをいいポジションへ置くには不十分だった。もっと多くの試合で勝利できただろうし、いくつかの敗戦についてもっと早く話し合っているべきだった。僕らはもっといい戦績を残せたはずだった」。
そして目指していたプレーオフ出場に手が届かなかったことについて「当然、僕はプレーオフに出場したい。その舞台でプレーしたい。でもまだその位置には達していないということ」と『NBC Sports Chicago』へもらしていた。
ブルズはラヴィーン、ブーチェビッチ、コービー・ホワイト、サディアス・ヤング、トーマス・サトランスキー、パトリック・ウィリアムズが来季も契約下におり、ラウリー・マルッカネンが制限付きフリーエージェント(FA)になるほか、複数の選手たちが制限なしFAとなる。
来季にプレーオフ返り咲きを果たすべく、ブルズはどのような補強を断行するのか。オフシーズンの動向に注目していきたい。
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