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5月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行なわれたミルウォーキー・バックスとマイアミ・ヒートによるプレーオフ ファーストラウンド第2戦は、延長終盤まで勝敗の行方が分からなかった初戦とは打って変わって、バックスの圧勝となった。
第1クォーターから46-20と突っ走ったバックスは、ヒートへ一度もリードを許さず、132-98でヒートを一蹴し、シリーズ戦績を2勝0敗とした。同クォーターに沈めた3ポイント10本、そして終了時の26点リードは、いずれもNBAプレーオフ史上最多タイというオマケつきで、計22本の3ポイント成功はフランチャイズにおけるプレーオフ新記録。
見事2連勝を飾ったバックスでは、ヤニス・アデトクンボがいずれもゲームハイとなる31得点13リバウンドに6アシスト3スティール、クリス・ミドルトンが17得点、ドリュー・ホリデーが11得点7リバウンド15アシスト2スティールを奪った。
さらにはベンチスタートのブリン・フォーブズが6本の3ポイント成功を含む22得点、パット・カナトンが5本の長距離砲を沈めて15得点、ボビー・ポーティスが11得点をマークして勝利に貢献。
バックスはチーム全体で3ポイント41.5パーセント(22/53)と爆発したほか、リバウンド数でも61-36とヒートを圧倒。昨季のイースト準決勝で敗れた因縁の相手をねじ伏せてみせた。
フォーブズはサンアントニオ・スパーズで4シーズンをプレー後、昨年11月にフリーエージェントとなってバックスへ加入。「このチームにやって来たことはすごく大きなことだった。特にプレーオフという大舞台でこういった機会が回ってくるからね。今このポジションにいることは最高だし、またプレーオフへ戻ってこられてうれしい」と喜びを見せていた。
一方のヒートでは、ドウェイン・デッドモンが19得点9リバウンド、ゴラン・ドラギッチが18得点4アシスト、バム・アデバヨが16得点、ジミー・バトラーとダンカン・ロビンソンがそれぞれ10得点。
「俺たちにとって明るいのは、これ以上悪くなることはないということ」とバトラーは28日の第3戦に向けて語っていたが、そのバトラーがこのシリーズで苦しんでいる。
2戦を終えて平均13.5得点6.0リバウンド6.0アシストのバトラーは、フィールドゴール25.0パーセント、3ポイント22.2パーセントに終わっている。バックスはヒートの闘将に対してホリデー、ミドルトン、アデトクンボ、PJ・タッカーといった選手たちを送り込み、タフなディフェンスを敷いており、昨年のプレーオフのような活躍ができていない。
バックスがこのまま3連勝となれば、ヒートとしては非常に苦しくなるだけに、第3戦で何とかして現状打破したいところだ。
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